「おばちゃん」の定義
いつから「おばちゃん」と言えなくなったのか。
息子と話していて、なんだか窮屈だなぁ、と、思ってしまった話。
今日もお付き合いいただけましたら幸いです。
私は自分が小さい頃、お友達のお母さんのことは、
「〇〇ちゃんのおばちゃん」
と、呼んでいました。
みんなコレでした。
うちの母のことも、お友達から見たら、
“もめちゃんのおばちゃん”です。
その癖で、“〇〇ちゃんのおっちゃんが〜、〇〇ちゃんのおばちゃんも〜、”と、何の気なしに言った時、
「かーちゃん、失礼やで!!」
と、息子に猛ツッコミされてしまいました。
因みに、この時は、私の小さい頃からの幼馴染の話をしていたのですが。
息子は私の若い頃の話を、たまに聞きたがります。
で。
そうなんですよね。
今みんな、「〇〇ちゃんママ」とか、
「〇〇ちゃんのお母さん」とか、言いますよね。
お上品でございます。
確かにね、
なんか変だな、って思ってたこと、あったんですよ、私も。
親戚のことも、おじさん、おばさん、って言うし。
まだ漢字を知らない時期なんて不思議で仕方なかったです。
いろんなおじちゃん、おばちゃんが居るんだな、みたいな。
でね。
子どもから見たら。
私らの小さかった頃は、ですよ、
もう、子持ちのお母さんのことは、当時まだ20代だろうが30代だろうが、年齢のことなんていちいち考えず、みーんな、“おばちゃん”。
どんなにスラッと綺麗なお母さんも、“おばちゃん”。
でも、それっていうのは、
おばちゃん=外見とか年齢的なこと
ではなくて、
〇〇ちゃんの、(私から見て)おばちゃん。
=自分のお母さんじゃない。だから、オバチャン。
だったと思うんですよ。
何でしょう、“お母さん”と呼ぶ人は、
自分のお母さんひとり、みたいな。
自分視点。
今は、“〇〇ちゃんのお母さん”。
これも、視点は自分なんですけどね。
でも、軸が遠い感覚です。
おっちゃーん!おばちゃーん!
みたいな、そんな声は、ここらではもう聞こえてきません。
全然悪気ないんですよ!
親しみを込めて呼んでました。
でも、もうそういう声は聞かないし、
親戚ぐらいかな、と思ったけど、
親戚のことも名前で呼んだり、しますしね。
私は、おばちゃん!と言われても、
んー。
特に抵抗は無いのですが、
やっぱりこれも環境ですかね。
もう自分が子どもじゃないので、
さすがにお友達のお母さんのことを、
あ!おばちゃん!とは言わないと思いますが、
ウッカリ、何かの場面でお外で言わないように気をつけたいと思います。
でも、なんか、子どものうちから色々気にして、窮屈だろうな、と、思ってしまいました。
一言一言に気をつけられるのは素晴らしいことですが、
そんなに気にしてたら、何も喋れなくなっちゃうんじゃないかな、と。
同じ言葉でも、雰囲気で全然変わるし、
子どものうちだから許される失礼もあると思うし、
だからって、めちゃくちゃしたらアカンけど、
んー。
言葉って、だから、難しいですね。
のびのび大きくなってほしいな。
親が子どもに思うこと。
とにかく元気で、笑ってくれてたら、それでいい。
ほんと、いつも、それだけです。
私はもう少し、気をつけます。