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思い出と思い入れと横須賀さんぽ

またカメラを貰ってきてしまった。

去年の今頃、父が使っていた古いコンデジを貰いに行ったおかげか、家族からいろんなカメラを欲しがってるマンとして認識されつつある気がする。

今回は、祖父が2019年ごろに購入したらしいCanon PowerShot SH530 HSが巡ってきた。

Canon PowerShot SH530 HS
高倍率が得意なコンパクトデジタルカメラ

そんなに増え過ぎてもな…と思いつつ、光学50倍までズーム可能なデジタルカメラはちょっと気になったのでせっかくなら貰うことにした。何かに特化した道具はなにかと憧れるもの。

実際に手にしてみると軽いは軽いが、レンズが大きいしレンズキャップ方式。気軽な撮影にはあまり向かないなとは思った。でも初めて触るタイプだったので、ワクワクはした。

なんと言ったって、遠くに見える電柱の細部まで映してしまう。

ここまで寄ってどうするのだというところではあるが、ズームできて楽しいシーンはいろいろある気がする。活躍しそうな地に訪問する際には持って行きたいと思う。


そんなこんなで先日はPowerShotを思って横須賀散歩に出かけた。本当は祖父と遊びに出かけた記憶がある箱根や熱海に行こうかと考えていたけれど、あんまり早く起きれなかったのであきらめた。

箱根は遠いのだ

川崎から京急線で普通三崎口行きに乗った。

京急は普段も使うが、いつもの方面とは反対側へ乗ることになるのでワクワクだ。まさにJR東海道線を常用していた頃の箱根や熱海方面と感覚的には近いので、実質箱根に行くと言っても良いだろう。よくないか。

なんとなく横須賀はすぐそこだろうと思っていたのだけれど、いざ京急の普通列車で向かおうとすると結構時間がかかった。かなりがっつり爆睡している間に横須賀中央駅に着いた。

日が傾きかけている

横須賀エリアはちょこちょこと思い出がある地ではあるけれど、直近で記憶に新しいのは、推しである湊あくあちゃんが横須賀のイベントでメインを飾った時だ。

撮影:2021.11

記憶に新しいと言ってももう3年ほど前らしい。嘘すぎる。

深夜、バイクで城ヶ島へ星を撮りに行ったそのままに横須賀を訪れるアホスケジュールでイベントを訪れたのを覚えてる。今考えても謎すぎるスケジュールだ。

撮影:2021.11

色々なコラボ店で買い物をするとコラボのノベルティがもらえたり、限定グッズがあったり、街を挙げてのコラボだったのでかなり嬉しかった覚えがある。

撮影:2021.11

そしてなによりもそのコラボに際して発表された曲『ヨーコソ!Sweet Carnival』が今でも時たまわざわざ聴くくらいに良すぎる。壮大な港を思わせるファンファーレ的な導入から透明感ある歌声が響き渡る。コラボ曲という立ち位置であまりそれ以降は表には出てこなかったが、素晴らしい曲だ。(卒業前の歌枠で久しぶりに歌ってくれて、とても嬉しかった。)

そんな思い出があったので、この曲を聴きながら横須賀の街を歩きながらパシャパシャ撮影していた。

横須賀を歩いて向かったのは高台にあるカフェだった。

横須賀の軍港を一望できるように大きな窓が配置されていて、座席もそれに合わせて組まれている。おうちにお邪魔しているような雰囲気のそこは、横須賀の住宅街を細かく縫った階段をひたすらに登ったところにある。

カフェでは、コーヒーとフレンチトーストをいただいた。

これで確か800円。お安い。

フレンチトーストはフランスパンにたっぷり卵が染み込んでおり、口に含めるとジュワッとあふれ出てくる。大変よかった。

うれしい。おいしくて

その座席から見る景色や内装含め、オーナーさんの思い、好きがたくさん詰まっているのだろうなと想像できて、私もこんな風に人生歩んでいきたいなぁとぼんやり思わされた。

こんなにいいロケーションで、週末だけカフェ開く人生良すぎん?
ズーム楽しんでる

帰りはJR横須賀線で横浜まで出る。この路線も高校時代に毎日使っていた路線だけあって、思い出が蘇ったり蘇らなかったりした。(半分寝ていた)


祖父はPowerShotで何を撮ろうとしていたのだろう。何を残したいと思ったのだろう。

そんなことにふんわりと思いを馳せながら、私は私で自分が撮りたいものを残して、蓄積させたい。

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