「チョコレート・アンダーグラウンド」
2004年刊行
アレックスシアラー著
「見かけはおじさんなのに、子どもの気持ちがよくわかる、とてもピュアな心を持ったイギリスの作家」
発売当時、本屋さんでチョコレート好きにはオススメ!って珍しいキャッチで紹介されていたので買った覚えが。その後読み終えて売ってしまったのだけど、15年以上経って最近また読みたくなったので買うことに。
チョコレート好きには本当にオススメ。
とある国の選挙で「健康健全党」が勝利をおさめ、チョコレート、お菓子、砂糖を含む甘いものが全て禁止に。そんな世界で勇気ある少年二人を中心としたお話。チョコレートを食べるのはもちろん、言葉にしてもいけないほどの圧政の中、ワクワクドキドキ。
お話に感情移入して、選挙の大切さを痛感した一冊でもある。最初に読んだ時は選挙権をいただいて間もなかったのもあり、たかが一票、されど一票と選挙で選べる権利があることすら有難いと思えるようになった。
子ども向けの本だけど、大人が読んでも学ぶことが多いように思う。
今は子どもが読み始めている。やっぱりワクワクドキドキが楽しいみたい。
寝る前に読むと続きが気になって寝なくなっちゃうけど。長編読破頑張れ。
外国の少年ものを読むと、なぜかグーニーズの映画が観たくなる。ゲームもやりたくなる。不思議なもんで。
さて、今日のおやつ。
「ココアのふすまクッキー」
食事療法中の家族も食べられるように。
ふすまと言えど糖質に違いはないので、たくさんは食べられないけれど。甘いお菓子には違いないので「健康健全党」政権下では禁止の類。
やっぱりね、お菓子や甘いものは人を幸せにしてくれると思う。
「すべての人にチョコレートを!!」ってね。