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本物に会いに行く夏休み③長女とアートでレトロなお出かけ 神保町界隈と美術館へ ~純喫茶さぼうると古書専門店ヴィンテージと東京都現代美術館~

夏休みは本物に会いに行く、と決めたこの夏。締め括りは、趣味が似通っている大学生の長女と美術館へ行くことにしました。

まずは神保町で昼食を。確か30年近く前に上司に連れて来てもらった有名な喫茶店があるはず。地下鉄を出て見回すと、行列のできているお店「さぼうる」の看板が見えるではありませんか。海外の方々もちらほら並び、人気の程を窺わせます。昭和レトロ好きな長女も賛同してくれたので、「さぼうる2」に並んで順番を待ちました。
写真はお隣の喫茶「さぼうる」。昔、上司とお茶に寄ったのはトーテムポールのこちらでしたが、今回はランチのある方にしました。

喫茶さぼうる
さぼうる2のおひるのメニュー

店構えは昔と変わらず、あの頃の自分と近い年齢の娘と来ることに感慨深く店内へ。2人共迷わず注文したのは、王道のナポリタン。有名なクリームソーダもつけました。ボリューミーなパスタはこれぞ純喫茶な濃厚トマト味。うなるくらいに美味しかったです。

ナポリタン
クリームソーダとジンジャーエール

次に訪れたのは古書店街。音楽書専門店では本気でエレカシ宮本さんを探すも見つからず、こういう時はためらわずに聞くオバチャンな私は「エレカシの宮本さんの関連書籍はありますか?」と聞くと、「今は無いんです。人気でなかなか入って来なくて。日本の歌手の中でトップ10に入る人気だと思います。」と最高な答えが店員さんから返って来て、何も入手できなくても心から嬉しかったです。

更に娘の案内で、映画のパンフレットやポスターのあるお店「ヴィンテージ」へ。
膨大な資料の中から大好きなトム・クルーズのトップガンのチラシやパンフを探しても見つからず、店員さんに聞くと、何とチラシがレジに飾ってありました。
カッコいい!1枚500円で、いいんですか。
購入してキッチンから見えるリビングに飾っています。家事の速度が爆上がりです。  

ヴィンテージ
トップガン
東京都現代美術館

東京都現代美術館へは神保町から電車ですぐです。お腹と心を満たしてから向かいました。
精神科医高橋龍太郎氏のコレクション。これが観たかった、と娘。個人コレクションの規模を遥かに越えた、まさに美術館級の作品数に驚愕です。草間彌生さん、奈良美智さんはじめ、物凄い数の作品群を次から次へと観て行きました。
絵画、造形、映像と多岐に渡る現代アートの世界。感嘆しつつも作品によっては時に狂気や、妖しさ、怖さや人間の業、言葉にならない強いメッセージ性を感じ、見応えがありました。
素人の主婦の感想が浅くてお恥ずかしい限りですが、きっと観た方それぞれ何かしら持ち帰ることができる素晴らしい美術館です。迸るエネルギーに脳内をやられ、心地よい充実感で美術館をあとにしました。

夏の終わりにアートなお出かけも素敵なひととき。見終わったあとの何となく芸術を理解した気分で美術館を出る清々しさと言ったら。帰り道は娘とにわか芸術評論家に変身して、感想を語り合ったのでした。

撮影可な作品の中で、個人的に琴線に触れた写真を少しだけ掲載します。こうして見ると、カラフルで明るい作風が今の私の気分なのかもしれません。(敬称略。作者名控え忘れもありますが、ご了承ください。)

村上隆
奈良美智
奈良美智
できやよい
梅沢和木
今井俊介
鈴木ヒラク
篠原有司男
長谷川繁
長谷川繁


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