美しい光の世界へ~宮本浩次 縦横無尽 バースデーライブ&トム・クルーズ「トップガン マーヴェリック」~究極のメンタルダメージ対処法、それは胸の奥の宝物を解き放つことでした
日頃、家族のために頑張っている自分。でも本当にそれだけでいいのか、と自問自答して出した答えが、そろそろたまには息抜きしてもいいんじゃないかということでした。
4人の子ども達は10代。ご飯時以外は、やさぐれ気味。梅雨時は不調が増すので、こちら更年期とイライラホルモンのぶつかり合いです。家族に寄り添い支えようとする私も、さすがに時々潰れそうになります。
俯瞰で物事を見る余裕がなくなって来て、鬱々しそう。これじゃいけない、落ちる前に何とかしなきゃ、と動き出しました。コンビニスイーツをこっそり自分だけ食べる、といういつものやつじゃ効かないくらいダメージが来ていたので…。大きめの楽しみを持って来なきゃ。
そうだ、出かけよう!本物に会いに!
宮本浩次 縦横無尽バースデーライブ 代々木第一体育館
トレードチケットを直前にゲットして、6月11日、行って来ました、宮本浩次バースデーライブへ。ソロ活動でメディアの露出が増えてから大好きになった、にわかファンです。子育てで大変な時も、色々あったこの冬も、常にママチャリ漕ぎながら歌っていたのは宮本さんの歌でした。文学的で力強い歌詞が、不思議と懐かしくて元気が湧いて来るのです。
彼のパワフルでセクシー、そしてピュアでチャーミングな魅力を間近にして、隣にパパさんがいるにも関わらず、完全に心を奪われ、再婚してもいい♥️ぐらいな気持ちで楽しみました。
エレカシ時代の曲、カバー曲、ソロでの曲、名曲を次々と最高のパフォーマンスで歌い続けてくれて、圧巻でした。いつも聴いていたキッチンやリビングとは全然違う。本物は凄い!魅せ方を知っていて、全身全霊で歌っていて、確かにそこにいらっしゃる。
近過ぎて、あちらから私が見えるんじゃないか、と幸せな錯覚を覚えながら、滴る汗の美しい煌めきや,お尻の小ささまで眼に焼き付け、心から解放されて、代々木ベイベーの一員となったのでした。
ライブ開始直前、暗転と同時にエレカシ時代のジャンパーを羽織った70代マダムや、時折座って堪能する先輩ファンの皆様、若者や同年代の誰もが拳を高く突き上げ、幸せそうな笑顔で腕を左右に振ったり、全身でリズムを取る様は、久しぶりにリアルに生きていることを体感できた景色でした。胸の奥の宝物を解き放つ瞬間は、それはそれは美しかったです。
3時間近く歌い続けてくれた彼の魅力の余韻がまだ続いていて、家事の合間に音楽を聴き、ヤフーリアルタイムTwitter(長女に教えてもらいました。)で同じく沼にはまっているファンの皆さんの呟きに共感する日々です。一緒に行ったパパさんも毎日聴いてるのを見ると、また1人宮本さんのファンが増えたようです。
後日購入したDVDも、宮本ワールド炸裂の素晴らしい内容で、彼の歌手として、パフォーマーとしての集大成が溢れています。魂が渇いて来たらこれでいつでも潤せます♪
魅了された余波はリビングのテーブルの山が物語っています。まずい、せっかく片付けして幸運が舞い降りたような流れなのに。
トップガン マーヴェリック
流れが変わらないうちに、もう1つのやりたかったこと、トップガンを観に行って来ました。上映は今月いっぱい、こちらもギリギリセーフでした。
前評判通りの裏切らないストーリー、前作へのオマージュを随所に散りばめたファン泣かせの描写。エンターテイメント性の高い映画の証である、ユーモア、サプライズ、再会、愛情、喜び、悲しみ、別れ、友情、勇気、歓喜等の定番の要素が惜しみなく盛り込まれ、贅沢な登場人物に素晴らしいサントラ。トム・クルーズのこだわりの演出による大迫力の戦闘機アクション。すべてが最高の映画でした。
中学生の頃から大好きな映画の続編。感慨深く、スクリーンの世界に引き込まれました。トム・クルーズは、おじさん、化石呼ばわりされますが、クライマックスはやはりレジェンドに。まさにトム・クルーズそのものです。こうして年齢を重ねてもたゆまぬ努力をして映画界のトップに居続けることに、圧倒されました。
劇中頻繁に出てくる、「Don't think Just do.」(考えるな行動しろ)。まさに最近の私のテーマだったので、響くどころかお墨付きをいただいたような気になり、「行動するぞ~。」と鼻息荒く、でも少し乗り物酔いしながら映画館を後にしたのでした。
宮本さんは「出かけようぜ!」、「勝ちに行こうぜ!」、「Do it!」とパワフルで前向きなメッセージを、トム・クルーズは「考えるな行動しろ。」と自ら動いて不可能を可能にする背中を見せてくれました。
2人の刺激が強すぎて、全身の細胞が生まれ変わったくらいの爽快感でした。確実に幸福度が上がり、メンタルが安定しました。
誰もが好きな芸能人や憧れの人からパワーをもらえたら、この世はもっと元気になれそうな気がします。国の補助金を、そちらに回していただけないかしら、と本気で思いました。旅行の補助金もいいけれど、芸能、芸術補助金もあっていいですよね。文化的活動や心に特化した予算案に言及する政治家が出てくれたら、もれなく1票入れるのに。
今朝、幼虫が孵化しました。暫くしたら頭上をひらひら旋回して、大空へ翔んで行きました。ようこそ、光の世界へ。
この夏、子ども達にも魂が震える体験を何かさせてあげたいと目論む梅雨の終わりです。