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「食わない」と「食えない」の違い。科学を越えた健康の秘訣

こんばんは!

今日は、食と健康について改めて考えてみました。

執行草舟著『生くる』(講談社)より下記の文を読んで感じたことです。

「私は若き日に、生命論の研究として、整体操法と名づけられた健康法の創始者、野口晴哉(のぐちはるちか)の著作を通してその思想を研究したことがあった。

その著作の中に食「わ」なければ健康、食「え」なければ餓死という言葉があった。私はこの言葉にふれたとき、白刃が脳を貫いたような烈しい感動に襲われた。

(中略)

 この「わ」と「え」の違いこそ、同じ生理現象を人間にとって良いものにもするし、悪いものにも変えてしまう。凄いことだ。考えられないことだ。科学的な考え方をするだけでは一生わからないかもしれない。

それまで私は、食べることは生命を維持することで、一日の必要量は計算で出てくると思っていた。しかし、その量が健康の元となるのか、病気の元となるかは、摂取する側の心がけ一つにかかっているのだ。」

執行草舟著『生くる』(講談社)より

実業家であり、著述家でもある執行草舟氏の本に上記の文をはじめて読んだとき、脳髄に衝撃が走ったことを覚えています。

私も、この文章に出逢うまでは、1日30品目を食べたほうが良い、タンパク質で栄養をとらないといけない、など何を食べるかが重要だと考えていました。

しかし、栄養のあるものを食べているとは思えない未開の地でくらす人々、禅の修行者などは、たくさんの食事をとらなくても、健康で生きているので、1日30品目を食べなくては行かない、朝ごはんは食べなければいけないという専門家の考えに、心の奥底で違和感を感じておりました。

ファスティングを始めとして、食べない健康法はたくさんあります。

「食わない」と心に決めて、生きれば、小食でも生きていけるということです。

 生きるためには運動も必要です。激しい運動や筋肉トレーニングは、筋肉をつくるためにタンパク質を中心に食事をたくさん食べなければなりません。

ウォーキングは、少ない量の食事で、運動ができることが魅力です。

食「わ」ないと決めて、身体に良いものを少しだけ食べて、そして歩く。

これが、現代科学では解明できない健康の秘訣かと思うのです。

それでは、素敵な土曜日の夜をお過ごしください!


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