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春野菜と鰆のアクアパッツァ風スープ やさしいほろ苦フキを味わう日

そういえば、フキを味わっていない!
というか、スーパーで横目で眺めつつ、また、今度にしようと、後回しにしてしまった食材。下処理がちょっと、面倒だな・・・と思ってしまうから。
板ずりして、湯がいて、筋をとる。でも、いざ、始めると、まず、香り。ふわっと鼻腔をくすぐる。この香り、好きだったなーと思いだす。そして、無心になる。筋取りも気持ちよくすーっと剥けて、鮮やかに変貌する。無心に繰り返す時間は、頭空っぽになって休まる。頭でいつも何かしら考えているので、こういう時間はうれしい。
食材を口にする前から、すでに食材のチカラを感じ、カラダは動かされている、ということに気付きました。

フキの栄養と薬膳的はたらき


フキは、薬膳では、フキノトウと同じ扱いをされています(薬膳素材辞典によると)。体の熱を冷ます、咳を鎮める、解毒、消化を助けて胃腸を整えるなど。
春の苦みは、解毒作用で、「肝」の働きを助け、カラダを活動的にさせてくれる。旬のチカラだと感じる。栄養的にみると、カリウムや食物繊維、また、苦味はクロロゲン酸などのポリフェノール。フキノトウに比べると、水分がほとんどで栄養価は少ないようです。
それは、やさしい苦味と風味が、カラダにやさしく作用するのだと思う。栄養価では、測れないチカラもあると思います。何より、旬をおいしく楽しむことができます。

ベジブロスをもとに、アクアパッツァ風スープ


ベースは、野菜くずと鯛のアラでとった『フィッシュベジブロス』。
これは、ホールフード協会のタカコ先生が、フィトケミカルがとれるカラダによい出汁として広めているもの。

捨てているところに実は、栄養たっぷり。抗酸化作用で、アンチエイジング。それだけでなく、おいしいのです。「〇〇の素」は不要となります。
すでに旨味たっぷりなので、あとの味つけはシンプル。
今回は、オリーブオイルにニンニク、しろたまりのもろみのみ。

ベジブロスについて、詳しくは☝ あるいはホールフード協会さんのホームページ見てみてくださいね。

おうちでは、ごはん派な私ですが、先日出会ったおいしいこだわりパン。ライ麦100%。スープと合う!

フレッシュな旬のフキを楽しみましょう

下処理後、フキは、水につけて、こまめに水を取り替えると数日は、冷蔵庫で保存可能。アクは少ないので、下処理時間は短くて、意外と簡単。
フキの水煮も売っていますが、フレッシュなフキの歯ざわりとその香り、風味は水煮では味わえないもの。それは、同じフキでも、その秘めているチカラは異なると、個人的に思います。

それに、和にも洋にも使える食材。
いろいろ楽しみましょう♡

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