俳句連作『吟世界』―冬乃くじ『国破れて在りしもの』に和す
バゴプラ掲載の冬乃くじさんのSF短編小説『国破れて在りしもの』に勝手にインスピレーション、オマージュ?コラージュ?的にぽこん、と数句が出来たのでむりくり連作にしてみました。
ファンの人スミマセン!
内容と全然合ってない!とかちゃんと読んだのか!とかお叱りも然り。
さもありなん。
それ以前に句がアレ!連作としてもアレ!とのお叱りも然り。
さもありなん。
取り敢えず私の作品の事は置いといて?もしまだ小説を読んでない方はとても素晴らしい作品なので是非一読おすすめします。
https://virtualgorillaplus.com/nobel/kuniyaburetearishimono-released/
※ナント!作者冬乃くじさんからイラストの使用許可を頂きました!
そうなんです、この画も大ファンだったのでめちゃくちゃ嬉しい…!
くじさんありがとうございます!
『吟世界』 田中目八
国破る人もはや消ゆわたり鳥
いろ鳥や過去の残響して今に
ささなきの共鳴をちにうつろ街
一握の吟をみごもり山ねむる
国うみの大づち響く雪のよる
草の上に雪ふり山河あらたなり
連綿とこゑ在りいまを初音かな
鳴動のうまれ放たれ山わらふ
野も畠もなくただ花やもも千鳥
さへずりや未来明滅して今を
うぐひすを以て全き山河なり
山河在り森在り海在り龍天に
目八拝
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