理想のドリップポットと遂に出会った
noteで色々な方の記事を読んでいたところ、秋本 佑さんの
こちらの記事を拝見しました。
そして、はた、と気が付いたのですが、私は今まで色々なドリップポットを試してきて、ようやくこれ!というものに出会ったのが今年の春のことでした。
私がドリップポットに求める機能は
・お湯の流量のコントロールがしやすいこと
・お湯の味が変わらないこと
・温度変化のコントロールがしやすいこと
です。
流量のコントロールについては、色々なメーカーが創意工夫を凝らした製品を販売しています。
もちろん、高度なテクニックを持っていればどんなポットでも安定してドリップできるのですが、それでは身も蓋もありません。
というわけで、私は「技量問わず、誰が使ってもコントロールしやすい」ポットを探していました。
そうでなければ、色々な方にはお勧めできません💦
第1に、ドリップ中に「息継ぎ」をしないこと
第2に、お湯が勢いよく飛び出さないこと
第3に、お湯を注ぐ場所と量を最小の動作で確実にコントロールできること
などを考慮して色々な製品を試してみました。
ドリップではお湯を「置くように落とす」「粉の状態を見て落とす場所と量を変える」ことが求められるので、上の3点は絶対に譲れないポイントです。
そして、お湯の味が変わらない…という点については、やはり琺瑯が確実でした。
さらに、温度変化のコントロールについても、金属(ステンレス・銅・錫など)の場合は一気に温度が下がってしまうことがあり、個人的な感想では全体的にあまり使い勝手が良くありませんでした。
ちなみに、「ドリップポットでお湯を沸かさない」という点については守っていただけると美味しいコーヒーを淹れられます。
①お湯を沸かす(別のケトルで)
②サーバーにお湯を注いで温める
③そのお湯をドリップポットに移す
④少し待つ(浅煎りなら20~30秒、深煎りなら1分くらい…)
で湯温はちょうど良いくらいになります。
ドリップポットで沸かしてしまうと、大抵の場合は湯温が高いままになってしまいます。
というわけで、私が一押しのドリップポットは…
これです!
ちなみに、もう少し小さいサイズ
もありますが、ドリッパーとは異なり「大は小を兼ねる」ことができるので、私は1.3Lのドリップポットを愛用しています。
※ドリッパーは「淹れる量」に合わせたものを使うことを強くお勧めします。大きいドリッパーで少量淹れても、美味しく淹れられません…。
また、ドリップの際には、ポット内の空気の流れをスムーズにして「息継ぎ」を防止するため、蓋は外した状態でドリップすることをお勧めします。
kaicoは近年急速に注目を浴び始めているメーカーで、ジャパンハンドドリップチャンピオンシップ2015年優勝者の高橋由佳さん、さらに2018年優勝者の深浦哲也さんも愛用の品です。
お2人は共に東京都墨田区の「Cafe Sucre」スタッフです。
下の動画は2015年決勝の際のもの。
見るとわかりますが、お湯が安定してスーッと下に落ちています。
これこそ、理想のドリップを生み出すお湯の流れ。
しかも、これを安定して行えるのが、このドリップポットの素晴らしさです。
私のお墨付きでは微妙ですが(笑)ハンドドリップの日本チャンピオン愛用の品、となれば少々価格はお高めですが、使ってみる価値はあると思いませんか?
消耗品ではなく長く使えるドリップポット、せっかくですので少し良いものを購入してみてはいかがでしょうか?
それで何年も毎日美味しいコーヒーが飲める!と考えれば…決して高い買い物ではないと思います。
次回は、私の持っているコーヒーミルについて少し触れてみたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!