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中卒おっさんが行政書士試験合格した話9

令和6年度行政書士試験、いよいよ当日ですね。受験生の皆様方、先ずはここまで本当にお疲れ様でした。今日は疲れた身体と頭をゆっくり休めて頂ければと思います。

解答速報

各予備校で試験終了後、だいたい20時位でしょうかね。生ライブにて解答速報が行われます。いよいよ、自分はどのラインだったのか、合格ラインに近付いているのか、はたまた遥か遠くに居るのか確認出来る瞬間です。

解答速報結果

淡々と解答速報が進む中、一問につき一喜一憂する瞬間。
しかし、前述したように「憲法大爆死問題」が発生しました。それなりに勉強したつもりだったが・・・ダメだ・・・1問しか正解出来ていない。

行政法は・・・うわぁ・・・思っていたよりも得点出来ていない・・・正解するべき問題を落としている。
民法は・・・全問取るつもりだったが1問失点・・・これはまずい気がする・・・商法・会社法は思っていたよりも得点出来た。一般知識等は超ボーナス問題落としたものの、足切り回避。

文章理解はまあ・・・全問正解だったのでほっとしたのを覚えています。

運命を握る記述式

憲法で大爆死。行政法でも自分的には爆死。
運命を握るのは「記述式で何点取れているか」という事になりました。
シンプルに記述込みで180点以上取れているのかいないのか。全ての運命が記述式に委ねられる事になったのです。

記述式の採点は各予備校でも回答が分かれています。本当に正確なところは1月31日を迎えるまで分かりません。
本試験から数日後、大手予備校2社で記述式も込みで採点して貰えることが分かったので、さっそく申し込んでみました。

そこの講座を受けたわけではないのに簡易的な申し込みで採点までして貰えるなんて、本当に助かりました。

自己採点結果

申し込んでわりと直ぐに2社とも採点結果が届きました。
なるほど・・・大手2社でも記述式の採点は、やはりバラつきがありました。明確な採点基準などが公表されていない為に当然と言えば当然かも知れませんね。

気になる点数は、どちらも一応は余裕は無いが180点は超えている。
しかし、記述採点によっては合格ラインを割っても不思議ではない気がしました。大手2社でも記述の採点は10点近く差がありました。

当然、高い方を信用したいのですが、そこまで甘くない様な気もしていました。色々情報収集をしていると採点基準が明確じゃないせいか記述式ではけっこう得点にバラつきが見られる。

先に合格された先輩方の体験談を見てもバラつきがある。仮に、記述式採点が鬼基準だった場合、不合格も十分にあり得る・・・それほどギリギリラインの自己採点結果だったわけです。

自分の不甲斐なさを悔やみ、一通り自己採点結果が出揃った段階で、40代にして悔し涙を流しました。自分自身へ言い訳も沢山しました。

あの時、もっとこうしていたら・・・いや、せめてあと1週間でも良いから早く勉強していたら・・・と後から後から幾つも言い訳が溢れてきました。

超ドキドキタイム強制突入

幾つもの言い訳を重ねながらも、終わってしまった事は仕方ない。
結果を受け入れて合格発表がある1月31日を待つしかないという状況になりました。試験終了後から2カ月以上待たされるわけです。

昔、宅建士を受けた時は1カ月ちょっとで合格発表となっていたはずですが、行政書士は2カ月以上かかる。しかも正月を跨ぐという。試験制度として仕方ないとは分かっていても、記述次第で合否が分かれるという超ドキドキタイムに強制突入となりました。

この時点で各SNSを見れば、記述抜きで自己採点結果で180点どころか
200点オーバーという猛者達が見受けられましたが、素直に言って「羨ましい・・・」「それこそ自分よりもハードな勉強をしてきたんだな・・・」と思っていました。自分の結果はまだ分からない、しかも何なら分が悪い・・本当に落ち着かない日々を過ごす事になりました。

自分自身ですから合格を信じていなかった、信じれなかったのですが、たった一人だけ、自分の合格を心から信じてくれていた方が居ました。

もやもやした日を過ごしていた中で、勉強する姿を見ていてくれたその人は「大丈夫、貴方は絶対に合格している。私は貴方の合格を確信している」と何度も励ましてくれました。

人それぞれだとは思いますが、合格を信じ応援してくれる人が居るって本当に有難いものだと改めて認識しました。自分自身の為にも、合格を信じてくれた人の為にも何とか合格したい・・・と強く強く願う日々を過ごしました。しかし、自己採点結果を見ては落ち込む・・と少々波のある日々でもあったと思います。

審判の日・1月31日

この日は合格が発表される日。
午前中には起きて直ぐにでも合格発表を見る、その予定でまる一日休みを取り、合格発表に備えていたつもりでしたが・・・前日に緊張していたのか、寝付けず朝方に寝てしまい、結果として昼近くに起きる事になりました。

起きて直ぐに合格発表を見れば良かったのですが、自信も無く不思議と直ぐに見る気が起きず、しばらく珈琲を飲みつつぼけーっとしていました。

珈琲を飲み終え、合格発表があるサイトに接続。
自分の受験会場を選び見てみる。合格サイトに掲載される受験番号。ひとしきり眺めて気付きました。自分の受験番号も分からず眺めていた事に。

テンパっていたのか、寝ぼけていたのか何なのか、自分の受験番号が分からなければ合否判定出来るわけありません。気を取り直して、書類に埋もれていた受験票を探し出し、再度確認。

合否結果

・・・・あった。ありました。
自分の受験番号がしっかりと掲載されてました。合格しました。

自分のイメージでは、「うおおおおおおおおお!やったあああああーー!!」「合格したぞおおおおおおおおーーー!!!」と喜びをフルに表現するつもりだったのですが、イメージとは違って、合格を確認した後の第一声は何故かちっさい声で「えぇ~・・・」でした。

どちらかというと、自分自身よりも応援してくれた人や受験した事を知っていた周りの人達の方が盛大に喜んでくれました。
今でも何故あの時、自分のリアクションが小さい声で「えぇ~・・・」だったのか分かりません。恐らくは自分でも予想外過ぎたのかも知れません。

3カ月ちょっとという短期間学習ではありましたが、どうにか合格という結果で資格試験においては戦いを終える事になりました。

合否結果が出た後、自分の成績が送られてきます。
合格はしていたものの、気になりますのでドキドキしながら葉書を開く。

大手予備校2社の自己採点結果より高いのか、低いのか。
結果は・・・低かったです。10点ほど低かったでしょうか。本当に超ギリギリラインでの合格でした。紙一重とはこのことを言うのでしょう。

しかし、合格は合格。
遅ればせながら改めて合格した実感が沸き上がり喜びを噛みしめました。
絶不調ながらも、後悔しながらも、合格を掴み取る事が出来ました。

最後の最後まで諦めず戦い続けて良かった、あがき続けて良かったと再認識した瞬間でもありました。


いつも長くなってすみません。一旦区切ります。
お読み頂き誠にありがとうございました。




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