合唱コンクール
私は現在学校カメラマンをしています。
あと数日で会社を辞める予定ですが。笑
先日、1人助っ人で来て欲しいとのことで、合唱コンクールの撮影に行きました。
いわゆる代写ってやつです。
初めて行く中学校で少し緊張しながら現場に向かいます。
中学校は学年ごとに業者が違うことがほとんどで、
今回は1年生のみの撮影でした。
もう一人のカメラマンと合流。
別の業者のカメラマン達にも挨拶をすませます。
別に敵だ!って感じもなくて、
「大変っすよね〜」って世間話をしたり。
いつも思うことは、
男性のカメラマンばっかだな〜ということ。
私みたいなのは貴重な存在かもしれません。笑
コロナ禍でこの仕事を始めて、
もう3年とちょっと。
色んな学校の行事を撮影してきましたが、
合唱コンクールの撮影はなぜか担当に割り当てられず、
今回が初めてでした。
それなりに撮影は慣れてきたけど、
初めての学校&行事だと余計に緊張します。
とりあえず元気よく挨拶して、
子どもたちにも積極的に声をかけていきます。
とてもフレンドリーな子たちで、
ニコニコでカメラに写ってくれて嬉しい。
先生方もとても親切に対応してくださり、
朝の緊張も和らいできました。
そしていよいよ本番。
私は舞台袖に身を潜めて撮影をします。
さっきまで元気だった子どもたちも
歌い始めたら真剣。
みんなの心のこもった歌声をきいて、
泣きそうになってしまう私。
というか半分泣いてたな。
グッと堪えながら撮影に集中します。
1年生でもこんなに上手なのかと驚きました。
やっと最後のクラスを撮り終えて、
次の学年の間はしばし休憩です。
2年生、3年生の発表を聞くと、
さらに歌声もレベルがあがって圧倒されてしまいました。
初めてあった子達なのに、
感情移入しすぎて3年生なんかは最初から最後まで泣いてました。
そして自分が中学生の合唱コンクールの思い出が蘇りました。
小学校は合唱団に3年間入っていて、中学3年生のときは指揮者をするくらいには《合唱》というものがとても好きです。
「ちょっと男子〜!ちゃんと歌いなさいよ!」
っていうタイプの子どもでした。
CDで聞く音楽ももちろんいいけど、
やっぱり想いがこもった音楽は人を感動させますね。
大変な仕事ですが、こういう感動の場面に立ち会えることはとても貴重でありがたいなと思います。
辞める身の私がこんなこというのもなんですが、
学校カメラマンって本当に最高の仕事だなと思いました。
残りの撮影も一生懸命頑張ろと思います。