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外国人を追い出すと賃金が下がります。【キョウノ経済話ハ、カタカナカラモドラナクナッタヨ】

今回は久々に経済話をやります。
さて、何年か前、
賃金が上がらないのは、安い外国人労働者を採用しているからだ。
という話がありました。

当時としてはそこまで間違っていたとは思いません。

ただ現在では状況が異なり、

外国人労働者を排除すると、
日本の経済成長はおそらく吹っ飛ぶと思われます。

なぜかというと、
日本人労働者がたくさんいる状態で、
「もっと安い労働力が欲しい。せや外国人にしたろ」
という理由だったら、確かに賃金の下向圧力になるからです。

しかし日本人労働者も絶望的に少ない。
そういう状態では、
「給料を上げても誰も来んのや。もう工場を畳むしかないよって」
このような状態では、
外国人を追い出すと、本当に労働力がなくなって、
あらゆるサービスが停止していきます。

相対的な労働力欠乏ではなく、
絶対的な労働力欠乏です。

経済成長というものは、
まずもって、
資本、土地、労働力が必要です。
この3つがないと経済成長は起こりません。

日本はその経済規模に比して、
絶対的な労働力不足に進みつつあるのではないか?

外国人がもたらす問題は、

実を言うとどうにかなります。
もちろんカワイソだからというのは論外ですし、
近隣諸国からは入れるべきじゃないし、

外国人犯罪は彼ら自身に取り締まらせればいい。
古今東西、このやり方がもっともうまくいきます。

こうした現実的な案を出すと、
邪魔されてしまうのですが、
そうすると今度は本物の差別が出てきます。
歴史はその繰り返しです。

まあ、本論じゃないんで、
あまり脇道せず。

おそらく外国人労働者を排斥すると、
経済成長はもはや起こらず、
株価も下がり、円安はさらに進行し、
そして賃金も際限のない下向圧力がかかってくると思われます。
仕事自体が無くなっていくのですから、賃金も無くなっていくのです。

今はまだ、ハロワで募集を出していますが、
労働力不足がさらに深刻化すると、
募集自体が無くなってベネズエラ化していくと考えています。

この労働力不足はロボットなどでは、対策ができません。
ロボットはそこまで万能でないのです。

結局、経済を回すには生きた人間が必要なのです。
労働力や消費者がいない場所に経済が存在するでしょうか?

まずは絶対的な労働力不足という現実を直視することから始めましょう。

という私の感想です。確かめるかどうかはあなた次第。
どうでしょうか?


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