モンスター娘のいる日常(著:オカヤド)【今度のマンガ感想はいったい?「きゃーっヘンタイっっ」あぶろばべっ】
一時期、日本のヘンタイマンガの海外代表選手的な存在だったらしい作品。
エロ耐性が必要な作品です。
ハーレム物で、なにやら主人公の男性にラッキーなとぅらぶるが多い類型のあれだけど、
ただこの手の男性主人公は配慮のあげく、すごく紳士ではある。
(そうじゃないと怒られる)
というわけで、大量のお嫁さん候補に押しかけられてしまう。
そしてこの作品、アメリカ合衆国でなぜか人気だったらしい。
うーん。こんなんがいいのかアメリカ人。
モン娘で語るテーマとはすなわち、
異種族同士の相互理解であり、
これは人種の呪いに苛まされるアメリカ合衆国にとって、
イデオロギー的に好まれる話なのだ。
だから意識高い系は、そういう人種融和的なストーリーを好む。
(とかなんとかいって、やっぱりエロいシーンが好きなだけだろ!)
とか思うけど、まそれはともかく、
さてモン娘たちは異種族であるため、
生理現象や医学的な構造でも違っているところがある。
そういうのを割と丁寧に追っている気がした。
この生物のこの特徴とか、
この類は、種族としてこのような特徴があってとか。
そういう生物学的な医学的な部分に、少し気合いを入れている気がした。
そして女体なんである。
マン・アフターマンみたいなグロテスクさはない。
生物初心者にやさしい。
人の形をしているから入りやすいのだ。
ケモナーからでいいんだよ。生き物ネタは。
いきなり棘皮動物を出してもドン引かれるだけ。
例えばケンタウルスのおねーさん。
太ると後ろが拭けなくなるので、トイレの時に致命傷になる。
だから絶対に太れない!
こういうのは、良い設定だ。
逆に、ヤギ系のおねーさんの母乳の話が出てくるのだが、
これがダメだった。
哺乳類の女性は子どもを産まないと母乳が出ないはずなのだ。
そういう機構が再現されていない。
そこらへんで追うのを止めた。
(まあ単純にここら辺がキモイネタだったからかもしれないけど)
ただ、そういう話もうまく処理すれば、良い設定になったはずなのだ。
今ひとつ、攻めきれなかった。
・・・というのは個人の感想です。
↑ ちょっとだけアニメ化もされてた。
エロ差分を追求するだけならエロマンガでやればいいのだ。
それを一般枠に落としてきたからには、芸が必要である。
合衆国のお友達に気に入られたように、
エクスキューズ(言い訳)できる部分が必要なのだ。
そのようにオモイマシタ。
(ふぅー、なんとかエクスキューズしたぜ)
さてこの分野はかの手塚先生が開拓した分野で、
日本以外に踏み込む文化圏がない。
え、手塚先生が開拓した分野とは何かって?
そんなん決まってるじゃん。
人体改造だよ。
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