教科書にピケティ分が足りなかった件【あの教科書が書かれた後の経済学者】
トマ・ピケティについて若干書かないといけないような気がして。
少し一般的な知識で書ける点を書いてみます。
本当は本を読んでの感想がいいのですが、あいにくとこの人の本をまだ読んでいません(申し訳ありません)現時点で一般知識として入手可能な知識の範囲で書いておきます。
できれば教科書解説からあまり日を置かないうちに。
また間違っていたらすいません。
r>g という式をピケティは証明しましたが、
結論:要するにまじめに働いた人より、株で稼いだ方が圧倒的に効率がいい。「金持ちはますます金持ちに、貧乏人はますます貧乏に」
というトネガワ社長も言っていたお金の黄金律が、なぜそうなるのかという理論的証明になります。
上の結論から時間が経てば経つほど、貧富の格差が大きくなっていきます。そして・・・
結論:貧富の格差が大きくなるほど経済成長率は鈍くなります。
理由は知る限り明確に書かれていませんでしたが、
考えるに消費の減少です。
貧乏人が増えれば増えるほど、物が買われなくなるのですね。
従って時間が経てば経つほど、経済成長率は鈍化します。
ただしピケティによれば、この傾向がリセットされるタイミングが少なくともひとつはあります。
結論:世界大戦で富の蓄積=貧富の格差が、破壊されることによって解消された。すると再び経済成長率は勢いを取り戻した。
過去の事例のみを書いています。実験するわけにはいきません。
ただ日本やドイツが経済大国になってしまったのは、戦争で荒廃したのが逆に良かったというひどい結論になります。まあ悪いことばかりではないんですね。
(戦後ウクライナで爆発的な経済成長がさて見られるでしょうか?)
ちなみにピケティが日本を訪れたときアベノミクスが正しいかどうか質問されて「インフレで借金が減るから正しい」と答えていました。
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