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妖精事件(神:高河ゆん)【私はどこに行けばいいんだろ?「マンガ紹介に行けばいいのさ。ごーごー」】

奇才、高河ゆんを体験した二作目です。
これはコミックから買ったから、掲載紙がわからんぺぽ。

でも妖精、
怪しい、
メンタルトラウマ系っぽい、
ダークファンタジー、

そういった点を決め手にして購入。全5巻。

さて。家庭環境が複雑な女の子が、
妖精の王子と呼ばれるクラスメイトと相思相愛に。
最初からエッチな展開にまでいきますが、

実はこの男、本当に「妖精国の王子」

つまりヒロインは「妖精王の王妃」に。

しかし幸福もつかの間。
王子は妖精の国から来た騎士にさらわれてしまう。
さらには「生まれてくるはずの赤ちゃん」も持ち去られてしまう。
くそう。
どうしたらいいんだ。
せっかく手につかんだ幸せだったのに。
しかし妖精王子の妻ともなれば、
他の妖精たちが放ってはおきません。

正しい条件を満たしたとき、妖精は人間を助けてくれます。

スネークソードと呼ばれる邪剣を武器に、
「使う時にそうとう痛むぞ」と忠告を受けるも、
「そんなのどうでもいい」
追撃&妖精退治の旅に出る。

女一匹、腕の中の蛇どもたちに、
荒ぶる妖精どもを食わせていく。
少女冒険譚。

もちろんガーリーな冒険なので、
恋気色気の話が持ち込まれます。
そこは妖精の王妃ですから、
妖精事件を次から次へと解決していきます。

旅は続く。
奪われた夫と子どもを取り戻すまで。

そんな本作は実は少年マンガ枠らしいですが、
そういうカテゴリが無意味化する作風なので、
そういう意識は読み手としてありませんでした。

*****

今回も物語は、しばしば逆流を伴う強い変転を伴います。
例の妖精の騎士に惚れられてしまったり、一緒に旅をしたり。

結構、グロイ話もありますが、
女性作家はそういうのを平気で描かれてしまいます。
まあうるさい時代ではなかったし。

巻数も多くなかったのでサクッと読めました。

この後、ラブレスを読み始めるも、そちら途中で挫折してます。

若い時に、高河ゆんという奇才に出会ってしまい、
人生がめちゃくちゃになって正しい奇人に成れました。

こういうのを若い時に読んでおかないと立派な変・・大人になれないんだよ。
ごちそうさまでした。以上。


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