グランベルム(2019年)【アニメ感想のどこがいいのさ「そうやってツーンとして誰も近づくなって言ってるポイとこ。そこがいい!」】
魔法少女 × 巨大ロボ。
もっというと、
まどかマギカ × ゼータガンダム。
混ぜるな危険! なぜ混ぜたし!
そういうことで、鬱展開で悪名高い2つの作品をガッチャンコさせた、
リリカルな少女ユリ魔法バトルファンタジー、デスソース風味です。
やっちまった。
人類は同じ過ちを何度でも繰り返すんだ。
でゅへへ。
ちな今作にも中の人として、悠木碧さん登場。
ピンク色の魔法少女は・・・
あ。今回は敵役の方でしたか。
なんでもできるな。この人。
というか、今作は悪役美少女が大活躍します。
もうね、女の子が悪になると。恐ろしい。
アンナフーゴさんと、
袴田水晶さん(この人が悠木碧)には、
黄金剣柏葉ダイアモンド付きカテジナ名誉勲章を授与します。
(この勲章はモコモコが勝手に叙勲基準を決められます)
がしかし、カテジナ名誉勲章は、
悪役女性キャラに与えたいものですが、
ちょっとレベルの悪役女性キャラには授与されませんぞ。
こいつ、明らかにマッドちゃんだぜ!
最悪の中の最悪だぜ!
っていう人じゃないと贈れないぜ。
(悪女萌え~)
そんなんが2人も出てくるんだぜ。
****
そういう駄法螺はいい加減にして、
とりあえず紹介に入りましょう。
これは聖杯戦争を戦う魔法少女ものです。
(おい)
要するに勝てばなんでも願いが叶うというアレですね。
しかも、モビルスーツ系の魔法武具に登場してロボ戦を戦うスタイルです。
(おいおい)
しかもSDガンダム、もとい2等身にディフォルメされた巨大ロボです。
(おいおいおい)
ロボへの搭乗シーンは扉など開かず、光の面の中に吸い込まれるタイプで、
細かいことをいうと「フェードインっ」ってやつです。
(知ってる?)
劇中では、
聖杯戦争のことをグランベルム。
聖杯がマギアコナトス。
モビルスーツのことをアルマノクスと呼びます。
専門用語です。
グランベルムはバトルロワイヤル形式で、
最後まで勝ち残ったただ1人がプリンセプス。
世界でただ1人のザ・ウィッチとして、すべての魔法の支配者になります。
そこで、ある日、よくわからないうちにグランベルムに参加してしまうことになったピンク系の主人公と(何も分からない視聴者目線メイン主人公)
そして優勝候補とされているひとりぼっち黒系の親友(熟練者目線サブ主人公)
この2人を主軸として物語が進んでいきます。
参戦する魔法少女(魔術師)はかなり絞られていて、
複雑になりすぎないよう、7人までしか出てきません。
まあ、かなり登場人物を絞っていますね。
これは13話しかない中でシナリオを煮詰めるためだと思います。
収集がつかなくなりますからね。
ただ一般人の関係者が出てくるので、
登場人物は+5人で、12人くらいでしょうか。
***
ガンダムスキの人には、
「あ。これ、あの場面じゃん」というのが、やたらと出てきます。
アムロとシャアの、ア・バオア・クーでの戦い。
シロッコの最後。
「行け。ファンネル!」
どこかで見たことありすぎる。
完全にオマージュでやってるな。
他にも何かの作品のオマージュが出てるのかもしれませんが、
私にはよくわかりませんでした。
↑ パチスロでも有名みたい。
***
まあデスソース風味ですが、
いちおうは着地点にたどり着くので、
まあまあ、心に傷痕が残りつつも、
最後まで観てよかったと思える作品でした。
たぶんダーク魔法少女ネタで、
ロボットで戦わせるやつを作ってくれと、
企業サイドに発注されて作ったんです。
金をかけているようなので、
鉄板要素を入れれば売れると発注されて、
脚本家が期待に応えた。
こういう制作なんだと思います。
類推される上記の制約の中では、良作だと思います。
悪くないです。
逆に言えば時代を変えるほどの作品ではないです。
いや、そういうのを期待するべきではないですが。
そのせいか、あんまり知られていません。
でも、知られざる作品は独占度が高いような気がして嫌いではありません。
自分だけが知っていればいいのだ。
他の奴らは知らんくていいのだ。
***
しかし、この脚本を書いている花田十輝先生の最近の作品はこれ。
知られてしまった・・・
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