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いただきますの話。

こんにちは、mokoです🍠

先日、私が学生時代にバングラデシュに行った話を書きましたが

今回もそこでの気づきを綴っていきたいと思います。
(途中、少し残酷な表現がありますので、苦手な方は読み飛ばしてください)

今夜はごちそう

滞在も終盤に差し掛かった頃

ホストの方が
「今夜はご馳走を振る舞うよ」
と、朝市でニワトリを仕入れてきてくれました。

今夜はチキンカレーだー🍛

ルンルンで料理を手伝っていたところを
現地スタッフのディコに呼ばれます。

「今からニワトリをさばくから
トマト(私のあだ名)達もおいで」

(う、、行きたくないな、、、😅)

本音はそうでしたが、いい機会だからと諭され、当時高校生だったカナちゃんと2人でついて行きました。

まさかのスプラッタ(残酷な描写がある為、苦手な方は次の目次に飛ばしてください)

ニワトリはまだ庭で元気に走り回っています。

実際には見たことないけれど、確か縄できゅってやってから、血抜きしてさばくんだよね...??

しかし、今回さばいてくれる男の子が物置から持ってきたのは....

.....ナタ🪓

えっ!!!

と思ったのも束の間

男の子がニワトリの首をスパッと落とし
勢いよく血が噴き出したのと同時に

首のないニワトリが
そのまま私達の方に走ってきました....!!

(ヒィィィィぃぃい.....!⁈⁈)

まるでホラー映画のような光景に
私は生まれて初めて
声の出ない悲鳴をあげました。

何故おびえるのか

カナちゃんは顔色が真っ青になり
そのまま泣き崩れてしまいました。

カナちゃんを抱きかかえながら
私だって涙目。
この場から逃げたい。

そんな私達をディコは軽蔑するような目で見つめ

「何故おびえる?
あなた達がいただく命でしょう?感謝なさい!」

(私たちの共通語は英語だったので
自信はないですが、多分そんなニュアンス)

そうして、顔を伏せていた私の顔をくっとあげて
「LOOK!!(ちゃんと見ろ!)」

と、言ったのです。.....たぶん。
(自信、ないんかーい。)

そこで、私はようやくハッとして、いのちの灯火が消えようとしているニワトリに、そっと手を合わすのでした。

心からのいただきます

その後、無事にカレーは完成し
みんなで食卓に座ります。

カナちゃんは「食べたくない」と言って
寝込んでしまいました。

私も、さきほどのスプラッタ場面が目に焼き付いて、
正直あまり食欲はありません。

「いただきます」
そう言って、一口運びます。

....!!

.......!!!

めちゃくちゃ、美味しい....!!!

さっきまで生きていたニワトリの命を奪い
美味しいと、食べている。

その事実に、何故かまた泣きそうになりながら
もう一度つぶやく。

「....いただきます」

いただきますの意味

スーパーに並んでいる綺麗に並べられた
牛肉、豚肉、鶏肉...

それらを見ても
ほとんど罪悪感を感じないのはなぜなんだろう

きっと「命を奪っている」という事実が
色んな人の手を経ていることで薄まっているから

いただきますの意味

作ってくれた人
運んでくれた人
育ててくれた人

そして命

今日も「命」をいただきます

日常の中で忘れてしまいがちな時は
あの時の衝撃を思い出そう

何かを奪いながら
生かされていることに
精一杯感謝して

今日も美味しくご飯をいただきます

moko🍠


p.s.
この大切さを上手に子供に伝えるのに
個人的にオススメするのはこちらの漫画です☺️
(アニメもオススメ)

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