採用の意義
※この記事は2023年8月に社内向けに発信したものを社外向けに書き直したものです。
「”採用”って会社にとってどんな意味があるんだろう。」
2018年、夏。人財紹介会社に入社して間もないもっこは、
だだっ広いオフィス(秋葉原)のカフェスペースでふと考えていた。
人財ビジネスは個人と企業を繋ぎ、入社が決まれば紹介Feeをいただくモデル。
年収×紹介料率(大体30~40%)をそのまま企業様からいただく。
例えば年収800万の人財を入社に導けば、企業様から1か月後に300万円が振り込まれる仕組み。
前々職で300万のハード(複合機とかビジネスフォンとか)を売って、
やっとの思いで30%前後(90万程度)の粗利をいただいていた私からすると、
売上≒ほぼ利益のこのモデルってすごいなと感じざるを得なかった。
企業様も何でそんなに一括で支払うことができるのか…
疑問というか、頭がおかしいんじゃなかろうか…と本気で思っていた。←
初めて担当の企業から内定が出て、それを求職者が承諾してくれた時、
採用担当者から言われた言葉。
「本当にいい人を紹介してくれた。彼がいてくれることでビジネスが加速する」
おぉ、ビジネスが進んじゃうのか。
求職者からも
「自分がやりたかったことが実現できる。本当にありがとうございます。」
あり得ないくらい、めっちゃ感謝された。
(その人とはいまだに繋がっている)
企業からも求職者からも感謝され、更には報酬もいただける。
Win-Win-Win…なんてすばらしいビジネスなんだろう。
初めての受注で感じたのは、”人”の偉大さ、可能性、価値。
会社の成長には”人”が最も重要であることを学ぶことができた。
もう一つ、感じたのは、嘘・偽りがない(あってはいけない)ビジネスであるということ。
ビジネスマッチングを行う身として、
求職者のキャリアに対して、会社の成長、事業ドライブに対して、
嘘がつけないな~と痛感した。
前々職を飛び出して未経験の人材ビジネスに飛び込んだのは、
”真の価値提供をしたい”という想いからだった。
これならそれが実現できる…
人のキャリアに携われるってなんて素晴らしいんだろう。
本当にありがたいビジネスに出会った…
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そんなこんなで人のキャリアに携わってきた私は今、
採用メンバーたちと採用活動に当たらせていただいています。
事業会社に来てからも、採用は本当に意義の大きいことだな日々と感じています。
採用は、会社からすれば投資です。
当たり前ですが採用時にはエージェントの紹介Feeやサイト利用料がかかるので
人財(その人の経験やポテンシャル)に投資していることになります。
優秀な人財を採用し、ご支援させていただくことでお客様からの評価が上がり、
会社・事業としての価値が上がる。
更にはそれによってブランドイメージが増強され、また、優秀な人財が入社する…
このフライホイール(弾み車)が企業成長の根幹になります。
※先日の幹部研修でもこの点について熱く議論しました。
つまり、人財採用というのは事業の成長において必要不可欠な活動になります。
これまで中途で入社してきてくださった皆さんは、会社にとって“財(たから)”です。
営業としては、その人財がキャリアアップや自己実現を達成するために、
良い案件を獲ってきたり、最大限の交渉をして、努力しなければならない。
組織は、一番身近にいる存在として、
キャリアビジョン実現に向けた支援をしなければならない。
もちろん、本人(人財)も、自身のスキルを磨き上げ、
パフォーマンスを上げて直接お客様貢献していかなければならない。
それぞれの役割があると思いますが、
採用チームは、今後も優秀な人財との橋渡しをしていけるよう頑張っていきたいと思います。
そして、本気で人財のキャリアを考え、実現する手助けをしていくこの意義深い仕事に、
高い誇りをもって取り組んでいきたい、そう思います。
本当に毎日、良いご縁をいただき、感謝です。
ありがとうございます。
いつもより少し短めですが、筆を置かせていただきます。