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一年を ふりかえる
ご覧いただき、ありがとうございます。坂元(筆者)です。おかげさまで、本日をもちまして 僕がnoteを始めて1周年となりました!
そこで、今日は一年間の ふり返りをしたいと思います。
現在公開中の記事数は、この記事を含めて141となりました!
その中でも特に人気のあった記事について、以下で分析・紹介します。
年間ビュー数 上位記事
当たり前のようにも思えますが、公開してからの日数が長い「僕と先生の話」が、上位を占めています。
スキ数÷ビュー数×100=スキ率(%)
というものを算出しているnoteユーザーの方を、時折お見かけしますが……僕は、そのようなものは、出しません。(理由は、後述します。)
↑ここで、ダッシュボードの表示を
「スキ数が多い順」に切り換えてみます↓
年間スキ数 上位記事
偏りなく、全シリーズが数話ずつランクインしているかのような印象です。ガラリと、顔ぶれが変わります。(ビュー数では上位に食い込んでいた「吉岡奇譚」は、どれもランキング圏外となりましたね……。)
※ 集計当時は「Home」という仮タイトルが付いていた作品は、現在「僕と彼らの裏話」に改題されています。
せっかくなので、スキ数上位記事を、以下に まとめてみます。(同数の場合、順位の上下はダッシュボード上の並び方に準じます。)
スキ数 上位10記事
1位:「僕と先生の話」あらすじ
やはり「固定記事は強し!」といったところでしょうか。
いずれにせよ、この話の「あらすじ」が上位に在ることは、作者としては最も喜ばしいことです。本当に ありがとうございます。
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2位:「僕と先生の話」作者として推したい話
初の「まとめ記事」が、2位にランクイン!
まとめた甲斐がありました……!
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3位:「Home」第11話「彼女の秘密」
主人公が、他者の「秘密」というものを、どう捉え、どう扱うか……というのを、至極あっさりと描いたつもりです。
まさか、こんなに伸びるとは……!
(※現在は「僕と彼らの裏話」に改題されています。)
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4位:「六等星の煌き」第2話「凶兆」
僕がnoteを始め、初めてスキ数が20を超えた記事で、とても印象深いものです。
とんでもなく辺鄙な場所に住んでいる主人公が数年ぶりに街へ出て、新たな旅が始まる……一気に世界が開けます。
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5位:「長い旅路」第18話「暴発」
「吉岡奇譚」第36話と同じ出来事について、吉岡先生ではなく「倉本くん」の視点から書いたお話です。
悠介の内面的な成長を実感できる、作者としても思い入れのあるエピソードです。
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6位:「僕と先生の話」第1話「求人票」
記念すべき初連載の第1話。何年経っても色褪せない、良質なものを目指しました。
僕自身の、大切な思い出が詰まっています。
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7位:「Home」第14話「隠れ家」
一作目の序盤では あまり存在感の無かった「哲朗さん」が、確固たる存在感を放ち、愛されるキャラクターに育った証のようで、とても嬉しいです。
(※現在は「僕と彼らの裏話」に改題されています。)
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第8位:「長い旅路」第22話「虹色の旗」
主人公と恒毅、そして拓巳は同じ「ゲイ」でも、啓発活動に対する考え方は全く違います。僕が描きたかったのは、それです。
そして、拓巳の活動が引き金となって悲惨な目に遭った主人公ですが、決して拓巳を恨んではいないのです。
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9位:「長い旅路」第4話「凶行」
初っ端から【警告】と称してネタバレがあるにも関わらず、人気が出ました。主人公や「課長」の魅力を物語っているかのようで、作者としては非常に嬉しいです。
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10位:「僕と先生の話」第39話「老師の理念」
「工場長」の偉大さと人気ぶりを窺わせる数字です。マニアックな題材であるためか、なかなかスキ数が伸びない「僕と先生の話」において、15を超える話は稀です。
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以上となります。
このランキングは、きっと1年後には様変わりしているのでしょう。
僕が「スキ率」を出さない理由
年間ビュー数の紹介のところで、少しだけ触れましたが、note内では、記事の人気について考察する指標として「スキ率」を算出している方を、時々 見かけます。
スキ数÷ビュー数×100=スキ率(%)
↑これが高ければ高いほど、文章あるいは物語としては「巧い」「インパクトが強い」「説得力がある」「人気がある」と、解釈できるのではないかと思われます。「その記事を読んだ人数に対し、スキを付けた人の割合が高い」わけですから……。
しかし、僕は「スキ率」を出しません。
せっかく、手間暇をかけて記事を書いているのですから、スキの数が多いに越したことはありませんが……僕は、数値のためだけに、物語を書いているのではありません。
僕が趣味としてnoteで物語を連載するにあたり、強く意識しているのは「読んだ人の心に残る物語を書くこと」です。
僕が書いた物語が、単なる「暇つぶし」に とどまらず、誰かの「好きな作品」として記憶に残り、長く愛され、誰かの心の中に、吉岡先生や哲朗さん、ラギ坊や倉ちゃん達が住み着いてくれることが、作者としては最上級の喜びです。
それは、必ずしも数値化できるものではありません。しかし、それでも窺い知ることは出来ます。
それぞれの記事(物語)が、読んだ人の心に残ったかどうか、推察する指標は……「ビュー数の伸び方」です。
僕は、自分が書いたnote記事が「読んだ人の心に残る」までには、いくつかの【関門】があると考えています。
「タイムライン」や「検索結果」に並んでいる膨大な数の記事の中から、その記事を
①タップ(クリック)してもらえるか
②最後まで読んでもらえるか
③複数回 読んでもらえるか
この3つが、大きな【関門】になるかと思います。
フォロワー数さえ多ければ、ビュー数は簡単に伸びます。しかし、①さえクリア出来ない記事と、③までクリアした記事が出す数値は、明らかに違います。
ダッシュボードを見返してビュー数を見ることによって、③までクリア出来ている記事が、浮き彫りになります。
僕が重視しているのは、そこです。
どういう記事(物語)を書けば、長く大切に読まれるか、人々の心に残るのか……考察し、次に活かします。あるいは、続編を書くか否か、判断します。
1人の読者が、ひとつの記事を すごく気に入って、1個のスキを付けてくれたとします。その後、同じ人が、同じ記事を何度も読んでくれたら……僕としては、何よりも嬉しいことです。僕の拙い作品を愛してくれる、かけがえのない「ファン」の獲得といえるでしょう。
しかし、それが起きると「スキ率」というものは、下がってしまうのです。(ビュー数に対するスキ数の割合、ですからね。)
いちばん喜ばしいことなのに、まるで「成績が悪い」みたいになってしまいます。
だから、僕は「スキ率」を出しません。
今後の抱負
長々と書いてきましたが、そろそろ締めたいと思います。
これはTwitterのほうでは定期的にツイートしていることなのですが、2年目以降もずっと守っていきたい、僕のnoteにおける【基本方針】を、最後に列挙しておこうと思います。
①僕は、至極あたりまえのように障害者がたくさん出てきて、彼らが「人として あたりまえの生活」を続けていく話を書きたいのです。(僕自身が、精神障害者です。)
②実生活の中で障害者福祉や障害者スポーツの話をすると、せせら笑われてしまうことが多いのですが、僕は そのような現実に納得がいきません。
③軍隊のある国なら退役軍人は英雄視されますが、日本では、懸命に働き続けて心身が壊れてしまった人は「ゴミ」とか「ザコ」と呼ばれているのです。あまりにも悲しく、不条理です。だからこそ、僕は企業や社会のために『限界』まで戦った彼らに対する【敬意】を、物語を通じて表現し続けたいのです。
④僕が描きたいのは、主人公達の「病態」ではありません。彼らの【生き様】です。
⑤「病気が治る=ハッピーエンド」ではありません。「病と付き合いながら生きていく=不幸せ」でも、ありません。
特に重視しているのは①③⑤です。
それを表現するために、僕はこれからも物語を書き続けます。精神医療や障害者福祉に関して、職業としての貢献とは別に、個人として発信したいことがあります。
浅学非才の身ではありますが、今後とも お付き合いいただければ、幸いです。
2021年7月8日
坂元 稔