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【読書日記】2021年9月12日

休日なのに、どこにも出かけないことに対しての罪悪感みたいなものが拭えなくて、息子と一緒に人っ子一人いない近所の海へと散歩してみた。娘も誘ってみたけれど断られた。断られるのには慣れているので問題はなし。

海に行ったところで何をするわけでもなく、ただただひたすらに息子のマシンガントークを聞かされるという、よく分からない状況だけれども、それでも息子の内なる思いが言葉として外に出てくれたら、日々のストレスも軽くなるだろうか?少しは気が紛れるだろうか?と思ったりした。

子供たちのために何かしてあげたいと思ってみても、結局は親の都合が満載になって、私の自己満足で終っているような気がするけれど、だからと言って何もせずというのもなぁ…なんて、私自身の思いが行き場を失っている感じがする。難しい。

そんな今日の読書は『こころの対話』。

一気に読んでしまうのではなく、一つ一つを噛み締めるように読んでいるので、全然読み終わらない。けれどこのユルい読書が、今の自分には割とあっているようで、感情との折り合い、子供たちとの向き合い方などを毎日試行錯誤も出来ているような気がする。

今までは怒るばかりで「ママなんて嫌い」と言われるのが当たり前だったけれど、最近は「ママなんて嫌い」や「ママは鬼だ!」と叫ばれることも減った。それだけ子供たちも成長しているのか、それとも私の接し方が少しは上手くなっているのか。出来れば後者を希望。

感情を抑えたら相手とのコミュニケーションは出来ない、といったことが本には書いてあって、例え負の感情だとしても、表に出していく、感情を抑えつけてしまえばそれだけで、何を考えているか分からない人になってしまうので、コミュニケーションは取れなくなる。といったことが書いてあった。

感情を表に出さないのが美しいことだと信じていた私だったけれど、どうも「何を考えているのか分からない人」という怪しい人になっていた可能性のほうが高くて、全く美しい話ではなかったことに気づいた。いつもニコニコ笑顔で事なきを得ようとしていた私の、あさましい思いを見破られた感じがしてとても恥ずかしくなった。これからは気をつけたい。

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