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白米占い振り返り「父の死に寄せて」

めーさんの白米占いによると

今年の蟹座は「脱皮するよ」だったので「脱皮できたか?」振り返ります。

「脱皮」とは「解放」を意味していたのだろうか?

今年は3月に父が80歳で他界しました。心筋梗塞を20年ほど前に患った父は、5年前に心臓弁膜症の手術を受けました。その凄腕の担当医は、難しい手術を無事に遂行して下さいました。人工弁は5年間もつと聞いていましたが、本当に5年間、父に命を与え続けてくれたのだなと感じられました。

愛情深くもあり、恐らくは毒親でもあった父から解放されたと言えるのかもしれません。亡くなったはずだけれども、まだいつもの場所にいるようでもあり、不思議な気持ちです。

年々、耳が聞こえにくくなった父は、補聴器のお世話になることを拒み続けていました。ですが今年に入ってから補聴器をつける決心をして、総合病院の耳鼻科にお世話になりました。母と一緒に耳鼻科に通っていましたが、先生に失礼な態度を取ってしまい、娘である私が付き添わないと出禁になると言われ通院に付き添ったこともありました。

親が亡くなって、悲しみのあまり自分らしさを失う方もいらっしゃる中で、悲しみと同時に、安堵の感情が芽生えてしまうことには戸惑いも感じました。

十代の日々に、この家のしがらみからいつか脱出したいと切に願っていた私でしたが、結婚しても尚、親との縁は切れるわけではなく、近くに住み、影響を受けながら暮らして参りました。それが、突然、繋がれた糸がプツりと切れたかのように、父は旅立っていきました。

死ぬ時は一人、何ひとつ持つこともなく魂のみで旅立つのです。

きっと不器用で「生きづらい」人生だったのかもしれません。
自分の家庭を顧みる余裕はなかったのかもしれません。
自営業の仕事に加えて、「地域のこと」を考えて通学路に歩道を付けたり、地区に防災センターを作るなど市町村合併前、町の議員としての仕事に尽力した人生でした。また、敵の多い人でもありました。
私は、文書作りをして父の仕事をサポートする役割を果たせたように感じます。(無給です)

歪な家族の形であったのかもしれませんが、父の後ろ姿を見て育った私は、頼まれ事は断らないことを信条としています。
毒親であったかもしれない父のおかげで随分とたくましく育つことができたことに心から感謝をしています。

「お父さん、ありがとう」


この時、皆さんに励ましていただいて本当に救われました。コメントを寄せて下さった方、読んで下さった皆さん、ありがとうございます🙏




12.10追記

ようやく紅葉が
見頃です
12月だというのに✨