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#25 見様見真似でコーチングしてみました。

昨夜23時。
父から連絡が来る。

「トシの相談にのってくれ。」

“トシくん”というのは、私の5歳上のはとこ。
柔道整復師の資格を持ち、この秋、自身の整骨院を開業する。
私の父がオーナーとしてサポートに入り、オープンに向けて準備に奔走しているようだ。

私から見たトシくんのことを紹介すると、
めっっっちゃ優しい。

道をズカズカとダッシュする私に対して、
トシくんは、道端に咲く小さなたんぽぽを見て、
踏まないように気をつけながら歩けるタイプ。

高橋家のはとこ界隈では、
トシくんが最年長でお兄ちゃん。
私が最年少。
昔から優しく可愛がってもらっている。

優しいと言えば良い言い方で、
気が弱いとも言えるし、
意思が見えないとも言える。
人の歩幅に合わせることが出来る一方で、
人に振り回されやすい、
むしろ、そんな自分の弱点を盾にして、
意思決定から逃げている、とも言える。

( 5個下の小僧がズケズケと何を言ってんだ。という感じではあるが、身内特権でお許しください。笑 )

オープン予定日まで1ヶ月を切り、日々の時間管理やスケジューリングがとても大切になる今、
タスクの管理やスケジュールの立て方が
あまりにも上手くいっていないらしい。

また、父と共に仕事をする上で、父からのメッセージがどうしても上手く届かないとのことで、
「スケジュールを可視化する」
というミッションを父から受け、コーチング(?)をやってみることにした。

この領域は、私のnoteによく登場するネッカイの母、小林めぐみさんの本業であり、これまで教わってきたことを私なりになぞってみることにした。

**

聴く準備。自分のことを整える。

この時点で23時すぎ。

まずは、めぐみさんの傾聴講座で習った通り、
「自分の心を整えること」を実践した。

瞑想とか、そういう感じではなく、
とりあえずバイト終わりでクタクタだったので、
水を1杯飲んで、深めの呼吸。
相手と私のこれまでの関係性を整理して、
話してみてのパターンをいくつか想定した。

自分なりに、おおよそのアプローチを組み立てた上でトシくんに連絡してみた。

ここまで、3~5分間くらいかけた。

初めはとにかく聴く。ただ聴く。

急遽で準備する時間もなかったので、電話でコーチングをしてみることにした。

最初は、「最近どう?」みたいな、アバウトすぎる問いをなげてみた。
→意図としては、相手がどのくらい心を開いてくれるか、私との会話をどのくらい求めてくれるかを推し量るため。

そしたら、意外とすぐに、悩んでいることや上手くいかないことについて、色々と打ち明けてくれた。

確か、めぐみさんはメモを取りながら聴いていたなぁと思ったので、私も真似して、メモを取りながら話を聴いてみた。

ひと通り話しきったかなぁー?というタイミングで、今回連絡した経緯を話した。
ここで、今回の目的を明確にし、お互いの目線を揃えた上で対話をしていく、枠組みをつくる。

「相談にのる」のと、
「コーチングをする」ことの違いは、
この部分かなぁ〜〜と私は思ったのでやってみた。

アプローチを変えながら問う。

今回のミッション、
「スケジュールを可視化する」は、
上手なスケジューリングをする訳でもなく、
とてもシンプルなミッションだ。

私がしたことは、
とりあえず今やるべき事を全部書き出して
優先順位を決める、期限を確認する。
これを一緒にやるだけ。

ただ、
「これまでそれが上手くいっていなかった原因に、少しでも気づいて欲しい」
という個人的な思いがあったので、
ただ受け止める聴き方と、
考えながら答えてもらう聴き方と、
なんとなーく織り交ぜながら対話していった。

共感、承認というシグナル

タスクを一緒に整理していく上で、
トシくんがだんだんに、自分の心の内を話してくれる場面があった。

そのときは自分も、ふと立ち止まって聴く。
電話だから見えていないけど、ペンを置いて聴く。

「うん、うん。」の相槌の仕方も、
なんとなーく、ちょっと変えてみた。
(これも、めぐみさんの聴き方を真似た。)

この相槌は、
ちゃんと聴いているよーっていうスタンスを、
きちんと相手に伝えるためのシグナルだ。
だから、ただ演じればいいという訳では無い。

適切な共感、承認は聴く技術の1つである。

私は、あなたの併走者である

「併走する」という言葉も、めぐみさんからの教えの中で受けた言葉のような気がする。

今回は、本当に一時だけの機会であって、
この先ずっとトシくんのアドバイザーになるわけでもないし、私はトシくんの人生を生きることは出来ない。

ましてや、トシくんと対話しながら出てくるメッセージは、どれも今まさに自分がやるべきことで、跳ね返って突き刺さる。
いやーーー、どの立場で言ってんだ。
と、内心ずっと思っていた。笑笑

あくまでも、私は併走者であって、トシくんのために与え続けることは出来ないけど、
私は私で、一緒にがんばることは出来る。

だいたいスケジュールが立てられたので、
最後にそのことを伝えた。

トシくんありがとう!

終わったのが深夜1時。
約2時間かけてじっくりと向き合った。

私なりに全力で向き合ったので、電話が終わった瞬間、ズーーーンと疲れがきた。

でも、私にとってもすごく良い経験ができた。
こんな、生意気な小娘の言葉を真摯に受け止めて、すぐに心の内を話してくれて、そんなトシくんにとても感謝をしている。

最後の最後で、トシくんが、
どんな整骨院にしたいかを話してくれた。

彼の描くイメージは、
とてもあたたかく、丁寧で、誠実だった。

彼ならば、花巻イチ、いや岩手イチの
素敵な整骨院をつくりあげるでしょう。
今、その1番わくわくするフェーズに立っていることが、とても楽しそうで羨ましかったし、自分ももっと進まねば!と、奮い立たせられました。

お互いがんばろうね!
トシくん、ありがとう!

そんなトシくんがつくる
「花巻ひふみ整骨院」は、
11/20(水)、オープンです!!!

各種情報を貼っておきます^^
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