#31 変化を抱きしめながら
2024年は不思議な1年だった。
これまでの私のことを振り返りながら、
ぐるぐると、ふわふわと、
考え方や感じ方が変わっていった。
自分の内側が変化していくのを、感じていた。
私にしかできないから
私はこうであるべきだ。
あのときの私が思い続けていた自分像は
今の私にとっては、少し違和感があって。
でも、
これまでの私がずっとやってきたことだからと、
見て見ぬふりをして、
ガッカリされるのが怖くて、手放せなかった。
そしてここ1.2年。長年のつけが回ってきた。
くるしくて、窮屈で、もうなんか無理だった。
あるようで全くなかった、
なりたい自分の姿。
やりたいこと、なぜそれがやりたいのかを、
私らしさってなんなんだろうと、
自分の言葉できちんと語れないことに気づく。
ほんとはそんなことないはずなのに、
これまでの私もちゃんと私だったはずなのに、
あの頃の自分の言葉や、発したもの全てが、
ぜんぶ嘘みたいに感じたり。嫌になったり。
その人にとっての1番でありたい。
いつだって誇らしい私でありたい。
強く強く、思い続けてきた気持ちが揺らいだ。
特に今は、応えられないことばっかりで。
悔しさなのか、情けなさなのか、
出会ったこともない感情になった。
悲しい出来事もあった。
さよならは突然で、
まだ私、ちゃんと返せてないのに、
もっともっと、伝えたかった。
動かなかったときもあったし、
人に言葉をぶつけたときもあったし、
感情的にもなって、何度も足を止めた。
よわよわな私だった。
笑っちゃうくらい、ぐらぐらしていた。
でも、それでも、
そんな自分のことも、まぁいいかなって、
ほんとの私らしいじゃんって、
時間をかけて、だんだん思えてきた。
ぐらぐらしながら、転がりながら、
ムダなものは手放して、
本当に大切にしたいものだけ握りしめて
なんだかんだやってきた。
強気でパワフルで野望いっぱいな自分も、
こうでいなきゃって、つま先立ちでいる自分も、
真っ直ぐに、全力で熱くなっている自分も、
そうじゃないときの私のことも、
これまでの私のことも、
受け入れよう。
ぜんぶじゃなくていいから、受け入れよう。
私の周りにいてくれる人は、
いつだって、私がどんな私だって、
あたたかく、そして心地よく、
私のことを守ってくれた。愛をくれた。
私に向けて贈ってもらった言葉は、
一つひとつ、何にも代えられないもので、
どれもありがたく、真っ直ぐな言葉。
私の背中を、ビシッと叩いてくれた。
2024年の私の姿は、
私がなりたかった私、ではなかったかも。
それでも、変わらず私を受け止めてくれた人、
そんなタイミングの中で出会った人、
小さなことをきっかけに、グッと近づけた人、
こんなときだからこそ、
こんな自分だったからこそ、
この1年の中で繋がっていた人との縁は、
とても特別に感じている。
今年はどんな1年になるかな、
どんな1年にしようかな、
どんな人と、どんな自分と、出会えるかな。
今の私はしなやかで強いぞ。やるぞ。
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