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Loca

Loca (1922)
Música:Manuel Jovés
Letra:Antonio Viergol
訳詩:Moka
 
 「愚かな女狐」
愚かな・・・女狐 それがあだ名
やつら 見ちまっただけさ
いつもの火遊び
 
愚かな・・・
女狐の何がわかるの?
苦い後悔の海が
潜むこの体

陽気にはしゃいで
覆い隠す寂しさ
今すぐ頭から
出てゆけ 悪夢たち
 
ワイン漬けにしてやろう
あたしを蝕む罪
心が泣くとき
唇よ 笑え

そうさ この程度の奴は
愛してる振りだけ
しつこい男は煽て
臆病なら脅してやれ
 
よそ者ね いつまでも
仮初めの暮らしよ
忘れましょ 過去のあたしを
今のこの自分も
 
あの向こう 遥か遠く
夕日がいつも沈む町
そこで暮らす穏やかな
夫婦が二人
人生のすべてだった
娘は家出したよ
行き先も告げず
その娘は あたしなんだよ

老いた家は朽ち去った
老いた親はもういない
老いた娘は地の果てで
過ぎる時の残酷さ

ああ、帰る いつものように
夕日がかの地へ
帰るのね はしゃぐあたしと
心を奪って

※「あの向こう 遥か遠く~その娘は あたしなんだよ」の部分は、
  歌われないことが多いです。

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