犯罪は予言で防ぐ時代『マイノリティ・リポート』見た感想

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こんな方におすすめ

• SFアクションが好きな方

• 刑事ものが好きな方

• どんでん返しがある映画が好きな方

殺人事件を予防する組織で予言者によるビジョンから殺人を未然に防ぐ仕事をしていた主人公が、逆に殺人を犯すと予言され逃げ回るお話。ストーリーの濃さと、最後までどうなるか分からないあのハラハラ感。めちゃ面白かったです。スピルバーグってやっぱすごいんだなぁ。

ジョン役はトムクルーズ。いや～かっこいい。かっこいい上にあのアクション。ダニー役はコリンファレル。好きすぎる。この人もかっこよかた。てかさ、ずっと思ってたけどかっこいい人って表情筋も豊かなん？なんかパンピーがしても表現できんやろみたいな顔せん？気のせいかな。

※ネタバレ注意※

時は2054年。ワシントンDCの犯罪予防局ではプリコグという予知能力者を使って殺人を未然に防ぐことができるようになった。おかげで殺人発生件数は0%、街は平和になりつつあった。
警察であるジョンは犯罪予防局のチーフとして日々業務をこなしていた。ある日、予知システムの正確性を調査するために予防局は司法局の監視下になると言われます。

そんなこんなで一方的に視察に入られた予防局。いつものようにプリコグから予言が出て、ジョンが捕まえに行くためにビジョンを見ると、何とそこに映ってたのは自分自身。しかも被害者じゃなくて加害者。だけど被害者はジョンのまったく面識のない人間。これは何かの間違いだと思うも予言システムは絶対。ジョンは反論をあきらめて逃げることに。

街の中を逃げるも、どこに行っても眼球スキャンで簡単に特定されてしまうめちゃめちゃテクノロジーが進歩した世界。あっという間に調査官ダニー率いる司法局や予防局のかつての同僚に追いつかれます。
車工場での戦闘はマジで面白いしすごかった。これ2002年の映画なんよな～すごいわまじ。

ギリギリの所で逃げ切ったジョン。ヒネマン博士というプリコグの開発者のところにやって来ます。予言システムの問題点を聞きに来たのね。
聞くところによるとプリコグは3人の預言者が予知夢を見て、それをビジョンとして落とし込むわけやけど、時々意見が割れることがあるらしい。そしてその少数意見は予言の完全性を保つため削除されると。予防局の局長もそのことを知ってるみたいだった。

少数報告（マイノリティ・リポート）は、プリコグ3人のうちの核とも言えるアガサという少女の頭の中にある。博士はジョンに「誰も信じるな、自分で行ってそれを見つけろ」と言います。

ジョンは闇医者に眼球取り替えてもらって（ここのシーンまじゾイゾイした）、何とか予防局に侵入。アガサを拉致し、予言システムの設計者の元で、彼女の脳内にあるマイノリティ・リポートを探してダウンロードすることに。
しかしマイノリティ・リポートは見つからない。博士の話とちゃうやんけ！でもあきらめるわけにはいかないジョン。追手は迫って来ており、また逃げるはめに。

ジョンはもうこうなったら自分が名前も顔も知らん人間をどうやって殺すか確かめたる！って考えて予言で被害者とされた人物がいるホテルへ向かいます。アガサは行ってはいけないって止めるんやけどね…

ホテルの部屋には子供の写真が大量にあって、その中にジョンは愛しい息子の姿を見つけます。実はジョンは6年前息子を誘拐されてたんですな。消息不明で未解決。その時から精神病んで奥さんとも離婚、ドラッグに走ったりしてたんやけど…犯人を見つけたら殺すって思って生きてきたのよね。

その犯人が今ここにいると。でもジョンは殺意を抑え、警察としての役目を果たそうと逮捕しようとします。
しかしその男が言ったことが衝撃で。殺されれば家族の面倒を見てもらえるんだと。頼むから殺してくれと。取っ組み合いになったあげく、銃が男に当たって転落。プリコグが予言した通り、ジョンは彼を殺してしまいます。

結局その男は誘拐犯ではなく誰かに雇われたただの男。ジョンは、何者かがプリコグの予言を殺人に利用していると気づき始めます。

ダニーもジョンとアガサが去った後の現場検証と、アガサの母親の殺害ビジョンを見て何かがおかしいと気づきます。
アガサの母親殺害の予知夢は2つあってそれぞれ微妙に違ってる。殺害の真犯人は、誰かを雇って母親を襲わせる。それをプリコグ達が予言し、殺害前に予防局に捕まえさせる。真犯人はその後、予言されたとほぼ同じ状況で母親を殺害。それもプリコグは予言するけど、酷似してるから削除される。完全犯罪じゃん！

それができるのって、このシステムを知ってるごく少数のお偉いさんだけだよね…ってダニーが予防局局長に話したら…
銃で撃たれてしんじゃいます😭😭😭黒幕は局長だった。。。

ジョンはアガサと共に元奥さんのところへ行くも、局長の根回しで予防局に逮捕されてしまいます。

予防局のこのシステムは全国で採用されることとなり、そのトップに立つことになる局長の記者会見直前。
ジョンの元奥さんは、局長がアガサ母親殺害の犯人しか知らない情報を口にしたのを聞き、これ局長犯人じゃね？って思って、予防局の看守を脅してジョンを脱獄させます。

記者会見の華やかな場でジョンは局長の一連の罪を暴露。この予言システムにアガサが必要なばっかりに、母親を殺してまで彼女を手に入れたかったという何とも自己中な。。。。

プリコグはここで予言します。それは、局長がジョンを殺すというもの。ジョンは局長に選ばせます。
俺を殺せばシステムの正確性を証明できるが、自分は一生監獄。
殺さなければシステムは不完全となり、局は立ちいかなくなるだろう。
さぁどうする、と。
しかし局長は持っていた拳銃で自らを撃ち、死んでしまいます。

最終的に予防局は解体。捕らえられていた犯罪者予備軍？も解放されます。アガサ達も静かなところで安全に暮らすようになりましたと。

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これ、9.11以降政府が国民の情報を管理するようになって、もし政府が未来を見ることができるようになったらどうなるかってことを描いてるんだってね。メッセージ性が強すぎんよ…

かっこいい。

ではでは👋