SSoM-56 Yo-Yo Ma
秋が深まり、チェロの音を聴きたくなった。迷わずピックしたのは、Yo-Yo Maの Six Evolution- Bach Cello Suites、バッハ:無伴奏チェロ組曲だ。
チェロ演奏でもっとも難曲とされている組曲。Maは、この曲を10歳から毎日練習してきたという、そして弾くことにより、様々な感情に対処できたとのこと。
100枚以上アルバムをリリースしているMaにとって、生涯3枚目の無伴奏。1955年生まれ、リリース時63歳、まさに集大成とも言える音色が展開される。
Six Evolutions-Bach Cello Suites
ハイレゾは、クラシック音楽鑑賞を異なる次元に持ち込んだ。ピアニシモからフォルテシモまでの音量差は実に大きい。それをレコード盤に押し込めるのは実は困難なのだ。CDフォーマット:16bit/44.1KHzでは、どうしても小さい音の解像度が低く、クラシック音楽のようなダイナミックレンジが広い音楽に向いているとは言えない。
Six Evolutions は、24bit/96KHz配信だ。ダイナミックレンジが広いので、録音レベルは低くなる。いつもより、ぐっとボリュームを上げて聴こう。300年を経ても、名手の手により具現化され、私たちの心を揺り動かす音楽。これぞクラシック‼️
誰でもが知る Prélude のメロディ、音楽文化の存在の尊さを感じるMVだ。
聴き出したら止まらない。リピート再生になってしまう。最高の音楽に自分を投げ出して、時間が過ぎていく。