お願いするときは意図を伝える
私が仕事を人に頼む時に意識していることがあります。
それは「お願いしたことをやってもらって、自分がどうしたいか」を伝えるようにしています。
簡単に言うと依頼内容の意図を伝えるわけです。
意図を伝えることで相手の判断の余地をもたせる
伝えた内容が簡単で、すぐに終わる内容であれば意図を伝える時間は省略できると思います。
ですが対応に時間がかかったり、伝えられたことが達成できないリスクがある場合、意図を伝えることが大事になって来ます。
例えば、母親が明日のお弁当として卵サンドを作ろうとして
「あなたに卵を買ってきて」と頼まれたとします。
そこでスーパーに向かうことにしました。
ですが卵が売り切れであなたは卵を買うことができませんでした。
家に帰って卵が買えなかったことを母親に伝えると
「あら残念、明日はハムサンドね」となりました。
ですがもしあなたが卵を卵サンドに使うことがわかっていたら、ゆで卵を買って買える選択もできたかもしれません。
もしあなたが卵サンド好きならば、遠くのスーパーに行ってでも買おう!となったかもしれません。
相手の能力と柔軟性を信じる、相手の力を借りることを考えて、自分のためにも意図伝えた方が良いのです。
コミュニケーション不足をカバーしてくれる
母親から塩を買ってくるように言われて、あなたはいつも使っている卓上塩を買って帰りました。
ですが買ってきた塩を見て
「あらごめんなさい、塩が1キロほしかったのよ。鯛の塩釜焼きを作ろうと思ったの」
確かにあなたは塩を買って、相手のお願いを遂行したのに、相手はやりたいことが実現できなかったのです。
1キロ買って来てと言われれば話はすみましたが、鯛の塩釜焼きを作ることをもしあなたが知っていたら、卓上塩では足りないことは簡単に想像できたはずです。
自分が完璧に指示・お願いをすればよいのですが、抜けてしまったりコミュニケーションのすれ違いが発生することはあります。
目的や意図を共有することで、ある程度の補完を行うことができます。
まとめ
体感しないとイメージしづらいことかもしれませんが、日常でも意外に大切なことだと思います。
そしてシステム開発でも、大事なことだと思います。
ただの指示・行動だけでなく、相手のやりたいことや意図を知る・自分が伝えるということは地味に役に立つと感じています。
それではまた