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登場人物の名前の由来【自作小説の話】
こんばんは。しがない文字書きの双瀬桔梗です。自分は普段、趣味で小説などを執筆しています。
『月二本以上、記事を書く』
今年の目標の一つである上記を達成すべく、noteには何かしらの文章を投稿する予定です。そしてどうせなら、自作小説の宣伝になりそうな記事も書いてみようと決めました(実際に宣伝効果があるかは分かりませんが……)。
前置きが長くなりましたが……今回は『自作小説に登場するキャラクターの名前の由来』について、記事を書いていきます。
登場人物の名前のつけ方
登場人物の名前をつける際、自分は基本的に三パターンの中からキャラクターのフルネームを考えます。主に花言葉、イメージカラー、キャラクターの能力や特性で決める事が多いです。
花言葉
キャラクターの性格や見た目に合う花言葉の花を調べてそのまま、もしくはアレンジを加えて名前をつけるのが一番多いパターンです。キャラクターのネーミングに困った時は大抵、花言葉を逆引き検索して良さげなものを選びます。
例えば、相棒でもある人間をとても愛している人外キャラの名前をつける際は、“(少し重め且つ)深い愛”にまつわる花言葉を検索しました。その結果、『決して滅びることのない愛』や『永遠の愛』の花言葉を持つ、黒薔薇を外国語に変換してノワール・ローザと名付けました。
※フルネームは『ノワール・ローザ=パーシャリティー=クマノ・ナバリ=クエルフ・エルカム・リムシェ』ですが、花言葉に関係ない部分なので、ここでは割愛します(なお、パーシャリティーの意味は『偏愛』です)。
また、キャラ以外にも異界駅を舞台にした短編では、その駅名にも花言葉に関する名前をつけています。
異界駅と聞くと、不気味で恐ろしいイメージのある場所だと思っている人が多いかもしれません。しかし、この物語ではそこに迷い込んだ人間に、『慰め』や『希望』を与える温かな異界駅を舞台にしています。そのため、それらの花言葉を持つ待雪草(スノードロップ)から名前をとって、『まつゆき駅』とつけました。
イメージカラー
自分は登場人物を作る際、各キャラのイメージカラーも決めるので、そこから名前を考えるパターンもあります。ヒーローモノの連作短編を書いた時にも、分かりやすいように色が入った苗字をつけました。
しかし赤や青などをそのまま使うのではなく、紅峰(赤)碧志(青)樹乃川(黄)百々野(ピンク)雪城(白)と、違う漢字で色を表しています。
また、花言葉の項目で例に出したキャラのように、花の名前と組み合わせたり、外国語に変換する場合もあります。
能力や特性
キャラの能力や特性から名前をつける際は外国語に変換したり、雰囲気の合う漢字を選んだりします。
前者の例を挙げると、“想像通りの物体を、何でも作り出せる能力を持つ孤独な魔王”キャラには、王・孤独=想像とストレートな名前にしました。
後者だと、“音楽関連の能力を使う死神族の女の子”に、愁詞奈ノ禍と言う雰囲気重視の名前をつけています。
名前の由来はさまざま
上記の他にも、二人以上の名前を合わせると、一つの言葉になるよう名付けるパターンもあります。
例えば、心霊探偵同好会に所属“していた”男子生徒(W主人公)、悠と怜斗伊の名前を合わせると、悠怜=幽霊になるようにしています。
また、親や本人が音楽好きである設定の兄妹(主人公とヒロイン)の名前を旋とリツにして、旋律になるようにもしました。
少し余談ですが、どの小説でもなるべく文字数や字面が被らないよう名前を考えています。
(例:豪、幸路郎、ミナ、しえり、隼大など)
それでは今回はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
今回、紹介したキャラクターが登場する小説で、もし気になるものがあれば読んでいただけると幸いです。上の二作品はアルファポリスにも掲載しています。
※表紙の画像は「OKUMONO-背景フリー素材 https://sozaino.site」様からお借りしています。