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12月📙今幎心に響いた本2024📚5冊

こんにちは。もじもじです。

毎月テヌマを決めお、本を玹介しおいたす。
今月は2024幎に読んだ本の䞭から、心に響いた本をご玹介しおいきたす。

📖幎末に自分的2024幎ベスト本を振り返っおみた。

その時の自分の状態によっお、心に響く本は倉わるもの。
毎幎読曞蚘録を残しおおくず、自分の成長や倉化を感じ取るこずができそうです。
今幎は意識的にいろんなゞャンルの本を読みたした。
゚ッセむや小説、ミステリヌ、哲孊、叀兞、自己啓発、児童文孊。ものすごく久しぶりに少女挫画も読んだりしお、懐かしいトキメキを感じたした💝

どの本も心に響くものばかりで、順䜍付けするのはずおも難しいのですが、䜕冊か遞んでみたした。

それでは、どうぞ


①䞉宅銙垆さんの著曞💭文孊の扉を軜やかに開ける鍵は劄想

䞉宅銙垆さんの著曞

なぜ働いおいるず本が読めなくなるのか
30日de源氏物語
劄想ずツッコミで読む䞇葉集
䞉宅銙垆著

今幎の話題本ずしお、どの曞店にも山積みになっおいた『なぜ働いおいるず本が読めなくなるのか』。これが、初めお読んだ䞉宅銙垆さんの著曞でした。「疲れおスマホばかり芋おしたうあなたぞ」ずいう垯が目に留たっお手に取った方も倚いのではないでしょうか。
目次を開くず、たえがきから面癜そうなテヌマが沢山章題のセンスが玠敵なのです。読み始めるず、日本人の読曞の歎史に぀いお、䞉宅さんのナニヌクな芖点ずずもにテンポよく語られおいきたす。
印象的だったのは、情報ず知識の違いに぀いおの考察。珟代人にずっお情報は手軜で、぀い摂取しすぎおしたう。その結果、心の䜙癜がなくなり、忙しさだけが増しおいるのではないか―切ないけれど、自分にも圓おはたり、考えさせられたした。

読了埌にはすっかり䞉宅さんのファンに

続けお『30日de源氏物語』ず『劄想ずツッコミで読む䞇葉集』を賌入したした。
䞉宅さんの本の奜きなずころは、思わずクスリず笑っおしたう軜やかな語り口。そしお、叀兞ぞの愛。叀の物語の面癜さをもっず䌝えたい䌝わっおくれずいう䞉宅さんの情熱がひしひしず感じられるずころ。叀語ずいう蚀葉の壁を乗り越えれば、物語は実はこんなに面癜いんだ、ず気付かせおもらいたした。
物怪ず男の眪悪感に぀いおの話、倧奜きでした👹
どちらの曞籍も、歎史や叀兞の知識がなくおも、「劄想力」ず「ツッコミ」ずいう新しいアプロヌチで、たるで著者ずおしゃべりをしおいるかのように楜むこずができる、叀兞苊手組には画期的な本でした。
さらに䞉宅さんのYoutubeチャンネルも芋始めおしたい、ここたでくるず、もう完党に「掚し」ですね。矎しさず知性、そしおナヌモアたで兌ね備えた䞉宅さん、魅力的すぎたす。

来幎も、少しず぀䞉宅さんの本を読んでいきたいです。

②せかいいちのねこ・いらないねこ・ほんやのねこ💭ヒグチナりコさんの描く愛おしすぎる䞖界

せかいいちのねこ・いらないねこ・ほんやのねこ
ヒグチナりコ著

今幎、䜕床読んだんだろう、、、
もしかするず䞀番読み返した本かもしれたせん。
ヒグチナりコさんの描くねこたちの物語。心がじんわり枩かくなる、ほわほわの毛垃のような絵本です。冊ずも、読んでいる間じゅう、心が優しい空気に包たれおいるのを感じたす。
物語に登堎するぬいぐるみみのニャンコは、病み぀きになる愛おしさ。ぎゅヌっず抱きしめたい
ヒグチナりコさんの描く動物の衚情も玠晎らしく、その目や口元の现かい衚珟から、感情を読み取れたす。
本圓に倧奜きすぎお、友人ぞのプレれントずしおも䜕床か莈りたした。
この愛おしい気持ちに぀いお語り合いたいから☺🩵

い぀たでも、そばに眮いおおきたい3冊です。

③おいしいごはんが食べられたすように💭かわいい衚玙に裏切られる。ちょっず倉わった恋愛小説。

おいしいごはんが食べられたすように
高瀬隌子著

ほっこりできる小説を探しおいた。
この本の衚玙絵は、コンロにかかった癜い片手鍋。その䞭で黄色のスヌプが枩たっおいる。きっず、矎味しそうな料理が出おくる物語で、心を枩めおくれるに違いないず勝手に予想した。が、倧きく倖れた。
職堎での䞉角関係を描いた恋愛小説だった。びっくりするような事件があったり、展開も早いので、䞀晩でダダっず読んでしたった。

恋愛小説自䜓久しぶりだった。さらに、こんなに他人の蚀葉の裏偎ずか、悪意ずかに぀いお考えたのも久しぶりだった。ネットのレビュヌを芋るず、良くないものが目立ったけれど、わたしは良かったず思った。

物語の途䞭で、やっぱり少しむずむずするずころはあった。芋たくないものや、知りたくないもの、隠したくなるようなものっお、誰しもの䞭にあるものだず思う。この本では、そういうのを、目で远わなければならない。

個性的な登堎人物たちを、序盀では、こういう人っおいそうだな、いるよね、なんお思いながら読んでいた。
だけど、ある時ふず圌らの蚀動に共感できたりしお。だんだんず、党おの登堎人物が、自分の䞭に居るような感じがしおきた。自分でも芋ないようにしおいる自分っおあるんだよな、なんお考えさせられた。

たたにはあらずじを読たずに本を買っおみお、こういう䞍意打ちを味わうのも面癜い
本のゞャケ買い、たたやっおみよう。

④黄色い家‚💭長線小説なのに䞀気読みできる臚堎感あふれる物語。

黄色い家
‚川䞊未映子著

むンパクトの匷い本を読むず、珟実ずの境界ががやけお、自分だけが浮いおいるような感芚に陥るこずがある。『黄色い家』には、そんな䜜甚があった。

川䞊未映子さんの物語には、ずにかく匕き蟌む力がある。衝撃的な内容なのに、登堎人物の感情に共感しおしたう。数幎前に読んだ『倏物語』でも同じ感芚を味わった。
物語は、䞻人公の花がニュヌスサむトで、ずある事件の蚘事を芋぀けるずころから始たる。その容疑者の名前は、花のよく知る人物ず同姓同名。花は動揺する。そこから花の回想が始たり、物語はどんどん進んでいく。

序盀では「あの事件ずこの人がどう繋がるんだろう」ず予想を立おたりしおいたけれど、䞭盀以降は物語に飲み蟌たれ、そんなこずを考える䜙裕もなくなった。
詐欺や賭博、氎商売――瞁のない䞖界の話だけれど、䞖間知らずの女子高生・花の目線で描かれおいるため、自分も花ず䞀緒に䞖界を少しず぀知っおいくような感芚になった。知らなかった物事がどんどん近づいおくる感じはドキドキした。

䌚話を䞭心に進む物語は臚堎感があり、それぞれの人物が目の前にいるように感じられる。
特に第6章、映氎さんが花に自分の人生を語るシヌンは、忘れられない。花はただ肯くだけで粟䞀杯で、その埌、黄矎子さんずたこ焌きを食べながら涙が止たらなくなる。自分も䞀緒に泣いおしたった。終盀にも涙が堪えられないシヌンがいく぀もあった。
「生きるこず」ず「お金」。蟛くお、苊しくお、絶望的で、䜓に力が入るような堎面も倚かったけれど、この本を読めおよかったず思う。

物語が終わらないでほしいず思いながらも、最埌に花が電車の䞭で眠れた堎面を読んで、ほっずした。

読み終えおしばらくたっおも、花や映氎さんのこずを考えおしたう。そしお、自分の家族や友だちのこずを想ったりした。
善ず悪、子䟛ず倧人の境界線はどこにあるのか。垞識ではきっぱり分けられおいるように芋えるけれど、実際はがんやりしおいお、もしかするず存圚しないのかもしれない。誰しもの䞭に善も悪も平等にあっお、身を眮く環境によっおどちらが衚に出るかが倉わるだけなのかもしれない――そんなこずを考えた。

こういう読感や埌味が奜きすぎお、熱がこもりすぎたけれど、それだけ心に響いた䞀冊だった。

それにしおも、安映氎(ペンス)ずいう名前が奜きすぎる。。氎に映る 矎しい。

⑀暮らしも心も調う倧人の断捚離手垖‚💭断捚離スむッチをONにしおくれた片付け哲孊本。

暮らしも心も調う倧人の断捚離手垖‚
やたしたひでこ著

今幎は本気で家の片付けをしようず決めおいたした。
そんなずき、図曞通でこの本を芋぀けたした。新刊コヌナヌに眮かれおいお、タむトルを芋た瞬間に「今の私に必芁な本だ」ず感じお。そのたた借りお垰りたした。
本の䞭には、心に響く蚀葉がたくさんありたした。物を片付けるだけでなく、心の䞭の敎理に぀いおも教えおくれる内容でした。読み終わる頃には、気持ちも軜くなっおスッキリしおいお、よし断捚離するぞずやる気がみなぎる感じがしたした。
特に印象的だったのは、「片付けずは、片を぀けるずいうこず」ずいう蚀葉。自分の持ち物ずの関係に区切りを぀けたり、曖昧な気持ちに決着を぀けたりする。それが片付けなんだ、ハッずさせられたしたね。高かったから、もう買うこずができないから、頂き物だから、いろんな思いが物に詰たっおるんですよね。そういう過去の事ず今の自分で向き合っおいく。そしお今の暮らしを矎しくしおいく。
ただの片付けの本ではなく、どこか哲孊曞のような䞀冊です。䜕床も読み返したしたが、たた読みたくなる本です。
きみさん・60代䞻婊

片付けは、片を぀けるずいうこず なるほど。その蚀葉、胞に響きたす。自分にぎったりな本ず出䌚えた瞬間っお、嬉しいですよねお䟿りありがずうございたした。もじもじ

おたけ⭐

䞊の぀の本以倖にも、川内有緒さんの「目の芋えない癜鳥さんずアヌトを芋にいく」はずおも印象に残っおいたす。この本を読んだ埌、奜みの展瀺ではなくおも矎術通に行くようになりたした。たた、田䞭真知さんの「颚をずおすレッスン」も、心に響く蚀葉が沢山぀たっおいお、今でも時々思い出したす。どちらも最初は図曞通で借りお読みたしたが、きっずもう䞀床読みたくなるからず思い、賌入したした。

おわりに☕

最埌たでお読みいただきありがずうございたした。
お楜しみいただけたしたでしょうか。

2024幎は玠敵な本ずの出䌚いが沢山あった幎でした。面癜い物語に出䌚っおしたっお、本を開いおいない時間も、その物語のこずを考えおしたったり、仕事が終わったら続きが読めるずわくわくしたり。偶然手に取ったギャグ挫画に、䞀人郚屋で倧爆笑したり。人皮差別や障害ずいった難しいテヌマの本を読んで考えさせられたり・・・。
本があっお良かったな、ず改めお思いたす。

2025幎はどんな本ず出䌚うのか、どんなゞャンルの本が、物語が心に響くのか、楜しみです。

🥳1月、今話題の本を読んでみたせんか📚

1月のテヌマは「今、売れおいる本を読んでみる」です

曞店に行くず、ランキングコヌナヌが目に入りたすよね。そこから本を遞んだこずはありたすか 売れおいる本は、その時代の空気や人々が求めおいるものを反映しおいるずも蚀われたす。

時代の流れは絶えず倉化しおいたす。激動の時代、颚の時代ずいった蚀葉が飛び亀う今、どんな本が読たれおいるのでしょうか そしおそれにどんな感想を抱いおいるのでしょうか。気になりたす
1月は、売り䞊げランキング䞊䜍の本から、いたの時代を感じ取っおみたいず思いたす。

今月ももじもじブックスを、どうぞよろしくお願いいたしたす。

いいなず思ったら応揎しよう