【ネタバレあり】夜は短し歩けよ乙女 感想
こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。
本は、森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」(KADOKAWA・角川文庫)です。
ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる方はご注意ください!
あらすじ
「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づかない彼女は「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。山本周五郎賞を受賞し、本屋大賞2位にも選ばれた、キュートでポップな恋愛ファンタジーの傑作! 解説・羽海野チカ
(裏表紙のあらすじより引用)
感想(ネタバレあり)
森見登美彦さんの作品です。
森見さんは2003年「太陽の塔」が第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビューされました。
また、「夜は短し歩けよ乙女」は2007年(第4回)本屋大賞にもノミネートされました。
ストーリーは「先輩」が、「黒髪の乙女」を振り向かせようと必死になる、というものです。
先輩は夏の暑い日に火鍋を食べたり、学園祭の演劇で主役を務めたりと、あの手この手で彼女を振り向かせようとします。
しかし、どういうわけか全くダメ。一歩進んだのか戻ったのかも分からないような有様で、黒髪の乙女は先輩の恋心に全く気づきません。
わざと鈍感なフリをしているのかと思うほどです。
それでも諦めず奮闘する先輩に、エールを送りたくなる。そんな作品でした。
書誌情報
夜は短し歩けよ乙女
著者 森見登美彦
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川文庫
ISBN 978-4-04-387802-4
定価 560円+税(税込616円)