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孤独のグルメ、10年の変遷

先々週まで、BSテレビ東京で
日曜の18時15分から
孤独のグルメのseason10を
再放送していました。

その後なんと、
season1つまり一番古いシリーズの
再放送が始まりました。

私が孤独のグルメを
ボチボチ見出したのは
season5か6だったので、
これは見ないと!!と
張り切って見始めました。

10年の間にどれくらい
変わったのだろうと
思っていましたが、
細かいところで
色々と変遷がありました。

まず、井之頭五郎のキャラが
最近とはずいぶん違います。

最近は、
ちょっと変わっている
人の好い独り身のおじさま
という感じですが、
season1では、
もっとニヒルな感じです。

食べ物とは関係のない心の声に、
若干のうんちくが
詰まっていたりします。

また、最近のシリーズでは、
五郎が食べ物にありつくまでの
ストーリーは、
顧客のところに訪ねて行って
軽く商談…というのがほとんどで、
それ以上のことは描かれず、
食べるシーンに全力投球されています。

が、season1では、
食べるまでの伏線が結構長めで、
食事シーンは、
現在よりあっさり描かれています。

そして何より驚いたのが、
season1では、
五郎が喫煙していたことです。

最近のシリーズでは、
五郎は下戸で品行方正そうで
タバコを吸う人には
とても見えません。

ここにも
シリーズが進んでいく中での
五郎のキャラ変を
感じたのでした。

私は、孤独のグルメの原作を
読んだことはないのですが、
原作の井之頭五郎と
テレビの井之頭五郎を演じる
松重豊は、
イメージがかなり異なるのだとか。

もしかすると、season1で
松重豊が演じた井之頭五郎は、
原作を意識したものだったのかなと
想像しています。

それが、シーズンが進んでいくうちに
テレビの井之頭五郎が
独自の進化?を遂げたということ
なのではないでしょうか。

season1の井之頭五郎は、
今や定番の
「いただきます」
「ごちそうさまでした」
も言いません。

今の五郎のスタイルが
確立されたのはいつごろなのか、
古いシリーズを順に追って
確認していくのも
楽しい作業かもしれません。

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