見出し画像

札幌冬季オリンピック招致に反対します

先日の統一地方選挙で
札幌冬季オリンピックを招致しようとする
秋元克広氏が再選しました。

しかし、彼の当選は
他に有力な対抗馬がいなかっただけのことで、
札幌市民の多数が
オリンピック招致に賛成していることを
示すものではありません。

実際賛成派と反対派は拮抗しているようです。

私はオリンピック招致には反対です。
秋元氏にも投票しませんでした。

理由は、
自然環境が破壊され野生動物の生息地域を
更に減少させることになることにあります。

オリンピックの開催にあたっては、
既存の施設をできるだけ活用する
というようなことを秋元氏はかつて
話していました。

しかし、昭和47年の
札幌オリンピックの際にはなかった新種目が
現在はたくさんあります。

ハーフパイプや、スキー・スノーボードの
クロス競技、スロープスタイル、ビッグエア
などなど。

これらは、広大な斜面が必要な種目で、
競技施設を作るためには、
山林を切り開く必要があります。

そうしたら、山林に生息していた動物たちは
住むところを奪われることになります。

特にクマやキツネ、シカなどは、
生息地を追われ、
食料が確保できなくなり、
益々人里に現れるようになります。

そして、特にクマなどは、
人を襲ったなどの理由で
猟師という名の動物殺しに
殺されてしまうのです。

従来の競技の施設だって、
かなり老朽化しているものがあるでしょう。
そうすると、
別な場所に新しい施設を作りましょう
ということになり、
やはり同じことが起こります。

身勝手が過ぎます。

今、世の中の方向性として、
野生動物と人間がいかに共存できるかが
考えられ始めています。

例えば、クマ問題にしても、
季節的にクマが人里に現れやすいときには、
人間の方が襲われないように
注意しましょうという呼びかけが
され始めました。

冬季オリンピックの招致は、
この動きに逆行するものです。

そして、オリンピックによる経済効果なんて
一過性のものです。
長年低迷している北海道経済を
一気に活性化するなんて
ありえない話だと思います。

冬季オリンピック招致は
ばかげた話です。

私は冬季スポーツは
かなり好きですが、
そのこととオリンピックの招致は
話が別です。

私は断固として、
札幌冬季オリンピック招致には反対です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?