デジタルデュープをしてみた
先日、引き伸ばし機「The Intrepid Compact Enlarger」のためにコピースタンドを購入しました。折角買ったコピースタンドなので、試しにEOS 5D mark IVとEF 100mm F2.8 MACRO IS USMを使ってネガフィルムをデジタルデュープしてみました。さらに、普段使っているPlustek OpticFilm 8200iとクオリティがどれだけ違うか比較してみました。
ネガフィルムは、フィルムホルダーにセットするのではなく、ライトテーブルに直置きでセロハンテープで固定しました。この方が、しっかりと平滑面が出るのではないかという期待です。
今回は、パーフォレーション(縁に一定間隔で開けられている穴)も絵として入れてみました。Plustek OpticFilm 8200iでのスキャンはフィルムホルダーにセットするため、パーフォレーションは入れることは出来ませんので、これはコピースタンドでのデジタルデュープの利点です。
現像はAdobe Lightroom Classicで行いました。Plustek OpticFilm 8200iも5D Mark IVも全く同じ数値にしての比較です。ただ、光源が異なるので露光量だけ調整しています。
結果として、両者にあまり差が出ませんでした。若干、5D Mark IVの方が階調が豊かかも?という微妙な感想です。一番異なるのはサイズです。5D Mark IVのサイズは4450 x 6720(スキャンした写真は余計なところを削っているので、少し小さくなっています)に対して、Plustek OpticFilm 8200iは6511 x 9766と倍以上です。大きくプリントしたいというならば、Plustek OpticFilm 8200iが有利になります。普段使うには4450 x 6720で十分なサイズですね。
note上で比較しやすいように、サイズを2000 × 3000 240dpiに揃えての比較です。
Plustek OpticFilm 8200i
CANON EOS 5D Mark IV + EF 100mm F2.8 MACRO IS USM
そんなに差がないですね。並べると分かりませんが、実は5D Mark IVの写真は、Plustek OpticFilm 8200iの写真と比較して縦方向で若干短くなっています。EF 100mm F2.8 MACRO IS USMのレンズの歪みなのか、Plustek OpticFilm 8200iのフィルムホルダーにネガフィルムをセットした時、フィルムが丸まっていたのか原因は不明です。
Plustek OpticFilm 8200iは、フィルムスキャナー専用機なので運用上は楽ですし、画像からほこりや傷を自動検出して削除する機能などが充実しています。そのことから、わざわざコピースタンドを使ってCANON EOS 5D Mark IVでデジタルデュープする意味は無さそうです。Plustek OpticFilm 8200iではスキャンできない中判フィルムや大判フィルムをスキャンする機会があれば、上手く活用できそうです。
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