教育論という名のラブレター

私の教育論について。
とまあ、大きく言ってみました。noteには強そうな人が沢山いますからね。このくらいの硬くて強くて大きい事言わなきゃならんですよ。(そんなことない)

さてさて、虚勢を披露したところで。私の教育論について話そうじゃないですか。何故あえて固い言い方をしたがったのか。答えはひとつ、まったく固くないからです。

私の教育論
「子どもの邪魔をしない」
これにつきます。

「あー！ダメダメ！」「あーしなさいこーしなさい」
「ほらこっちだよ、そっちじゃないよ」
って言わないような育て方。

未熟な私の価値観を高尚なぼうやにすりつけちゃいかん。とさえ思っています。あれ、親ってこれで良いのか。と思いながらもまあぼうやが決めたなら良いんじゃねぇのとサバイバル的な思想がある。

赤ちゃんの頃から困ったら隣近所の子じゃなくて、アフリカ奥地で生きてるたくましい子達と比べている。裸足で外居たって、夜になっても帰りたがらなかったって、今日なにも食べなくたって、今日くらいいいよと許す。
そうやって生きていけるくらいじゃなきゃ世界の人の役にはたてないよねって思う意識高いんだか低いんだか分からないような育児方法。

母親って何だろうかと不安でモンテッソーリだとか何とか産院だとか色んな本を読んできました。素晴らしい事たくさん書いてあります。やりすぎだろうって思うような事もあります。

だけれど、私が選ぶ本の共通点は
その子に合った育ち方を受け止めて
伸ばしていきましょうって事だと理解した。

子育てってただでさえ洗脳だ。靴を脱げとか皿に乗せて食べろだとか色んな文化を毎日刷り込む。気を付けないとうっかり支配的になったりする。ママの小さな感情の起伏は大きな高波となって子どもに届く。

友人の母はその道35年の保育士さんであるが、彼女の軽口が忘れられない。
「子どもはご飯さえ食べさせとけば勝手に育つ。」
私のような人間が母になるなんて無理だと思っていた矢先、この言葉に救われたと言っても過言ではない。

だから私は美味しいご飯は教えるけど
それ以外は君の興味に任せたよ、と思っている。

そもそもの話、流行りがあるのでわからないけれど、我が家は教育にお金をいくらでも使える家ではない。

将来の留学ありきの小学校受験だとか、小学校一年生からの塾通いだとか。そうした教育環境が要不要という話以前に実際ちょっと現実的じゃない。

たとえ今私立の幼稚園でおぼっちゃんに育て上げたところで、小中高と突き進めてあげられる財力も環境もないのが現実だ。

まして、お家に居たいと言うぼうやを無理矢理連れて行くガッツがない。連れ出せる気もしない。我が家の場合、そこの親子関係に価値が生まれる気がしない。

ともなれば、道はひとつ。ぼうやのオリジナルに任せるしかない。ナチュラルオーガニック。完全自然農法。野生児とまではいかないが、のびのび元気に生きてもらうしかない。

現実問題できない、という理由がある。
でもやってみたらコレがまた良かったという
現段階における部分的実績もある。

彼が興味を持ったものを伸ばすように
親も一緒になって勉強する

彼が出来なくて悔しい時は
一緒になって悔しがりやってみる

水遊びが楽しいと感じるなら
どうやったらさせてあげられるか考える

伊勢海老の口が気になると言えば
週末は旅行で伊勢海老を見に行く

石をじっと見つめるぼうやに
後のTodoをリスケして付き合う

後を継ぐだとか、将来勉強が必要や職につくだとか、大人になった時の姿が決まっているならそのように育てないといけないだろう。

しかし、我が家はその点とても自由だ。
なるならないも自分で決めたらいい。苦労するチャンスは君が決めていけばいい。というか君の好奇心は君にしか扱えないからもう任せたといってもいい。

受験前に運動部を引退した男子が成績を上げるように、気力体力さえ整ってればだいたいなんとかなると思っている。今後さらに高みを目指すなら、それはぼうやが決めてぼうやが実践して行く事だ。

唯一親として出来ること
今はただ、君の基礎を固めたい。

人としての信頼や喜びを深めたい。
自分がダメだと思った時
人に頼る道がある事を知っていて欲しい。
興味関心事に対して突き進む強さを経験してほしい。
その柔らかで繊細な肌で色んな事を感じてほしい。

この世界を君の目で見ておくれ。
見えなくて困った時には助けてあげる

見たいと思うその気持ちが
とても大事だと大人になったママは思う

素晴らしい君が見る世界に
毎日ママは驚かされている

素晴らしい環境を整えられなくてごめん。
でも君ならきっと望めばどこまでも行ける

ママの価値観の外側へ
どんどん羽ばたいていってね