姿勢が美しい、と褒められる、わたしの合理的なカラダの使い方
よく姿勢がいいとお褒めいただきます。
「前から堂々と歩いてくる人がいると思ったら
あなただった」と言われたこともあります笑
筋トレを毎日のようにしていたのは
もうずいぶん昔のコト、
今はトレーニングや運動習慣はなにもしていません、
毎日の姿勢を意識することが
大切だと思っているので
気にかけているポイントは
骨盤の傾きと肩甲骨の位置、
この2点だけです。
まずは骨盤から。
骨盤は4つの骨から構成されています。
その中で意識しているのは仙骨、
お尻の割れ目の、すぐ上のかたいところです。
この仙骨が日本人は骨格的に後傾している方が多い。
仙骨はいわば背骨の土台、
仙骨が後ろに傾いていると、どうしても
猫背になっていきます。
人間のアタマの重さはどれくらいだか、御存じですか?
おおよそ4~5kgと言われているので
5kgの米袋をイメージしてください、
あの重さを24つの椎骨と仙骨、尾骨からなる背骨が
支えているのだ、と思うと
背骨はふだんよりかなりの重労働を
おこなってくれていることがわかりますよね。
日々重力でわたし達のカラダは下に引っ張られていますし
カラダのてっぺんには5kgの重量のアタマが乗っているし
それだけ、背骨を普段正しい位置に置くことが
カラダの様々な歪みを改善するには大切なことです。
その背骨をなるべくあるべき位置に定める為には
骨盤を地面から垂直に保つことが大切になります。
仙骨が前に傾きすぎているのも、後ろに傾き過ぎているのも
どうしても腹筋がゆるんでしまうので
骨盤の傾きを地面から垂直に保つように意識して
おへそを1㎝内側にひっこめて、1cm上に引き上げるように
意識する
(意識できる方は、この骨盤の傾きでドローイングを)
これだけでずいぶんと背骨が立ってきます。
もうひとつの肩甲骨の位置。
普段の生活の中で、わたし達はどうしても
肩甲骨が外転している姿勢が多いのです、
お料理をしている時、PCをしている時
なにか手を使って作業している時は
肩甲骨が外転している状態です。
肩甲骨が外転していると、これもどうしても
猫背に近い姿勢になってしまいますし
肩こりの状態になりやすい。
肩こりの症状がある方は
肩甲骨が開いて外転している状態から
肩甲骨が動きにくくなってしまっている方が
よく見られます。
肩甲骨の動きをよくすることも
背中、肩回りをほぐすことに
とても大切だと思っていますが、
普段の姿勢を意識する上で
肩甲骨を1cm背骨側(内側)に引き寄せて
1cm下に下げてみてください。
こうすることで、
自然に胸を張り、肩が下がる姿勢となり、
美しく、かつカラダに負担の少ない
カラダの使い方となります。
もちろん、僧帽筋や広背筋、腹直筋や腹横筋を
鍛えることも姿勢を保つためにも大切だと思いますが
筋トレが続かず
あー、今日もジムに行けなかった!とストレスとなるより
毎日の生活の中で
骨盤を立てて、おへそを1cm内側に引っ込めて
1cm上に引き上げる
肩甲骨を1cm内側に寄せて、
1cm下に引き下げる、
この1cm、1cmを意識することの方が
カンタンだし、ラクチンだと思いませんか。
そうなんです、わたし面倒くさがりなんです笑、
そしてある程度合理性を求めるので
姿勢を美しく見せながら、カラダの構造に沿った
カラダの使い方で、結果的に
カラダの負担が少なくなるなら一石何鳥かしら、
って思うんです。
わたしは51歳なのですが、どこに行っても
本当に姿勢だけはよく褒められます、
「バレエをしていたのですか?」と聞かれたことも
数え切れません、したことありませんけど笑
でも、この1cm、1cmだけ意識して
あとのいらないチカラを抜けば
姿勢もカラダも変わってきます。
今日も、ココロとカラダとお肌の健やかな一日を。
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