アイルランド(6)〜おもてなしで有名なホテルに泊まる
(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)
あちこち観光しながらアイルランド北西部までやってきました。
5時間あまりのドライブの後辿りついたのはアイルランド北西部の湖畔にあるホテル。周りに町と呼ばれるものもなく(車で10分くらい行かないとガソリンスタンドもない)まさに「この土地を味わうため」だけにある場所。
あまりの居心地の良さに座り込みたくなるけれど、日が暮れる前にホテルの散策路を歩きたい。(オットはドローンを飛ばしたい 笑)
防寒をしっかりして散歩にいきます。
1時間ほど散歩(オットは無事ドローンを飛ばすこともできた)して戻りました。思ったより身体が冷えた。
今日の夕飯は宿泊パッケージに入ってる夕食。長距離ドライブの後食事をするところを探すよりも・・・と思った、というのもあります。
因みに今回の宿泊(2泊)は「バルコニー付き山側のビュー(湖側ビューというのもありましたが)、朝食付き、夕食一回分付き、ワインテイスティングとクッキングクラス付き(参加自由)」で2人で€560。
日本だと良いレストランでは当たり前なことが、アメリカでは結構当たり前じゃなかったりします(それが別の味わいともいうけど)。まぁフレンドリーで気楽に食べられていいよね、という受け取りでいたのだけれど。
久し振りにこちらの食べるスピードをきちんと見ていてくれてリズムも休憩のタイミングも最適にサーブされるご飯という、心地よい交響曲を味わうような時間は 「そうだ、こういう食そのものと その間にお喋りや今日あったことを一緒に振り返る楽しさを混ぜ込んだ時間、こういう食事の楽しみ方があったんだっけ」と思い出させてくれるもの。
Foodie(グルメ)じゃなくても、美味しいものを味わう事や誰かと一緒に笑顔でいただくことも、その間の心地よい時間も大好きです。自分で作れない美味しさをいただく感謝、新しい味の発見、そういうものを経験すると まず食文化というものの奥深さを覗き見ることが出来ます。さらに私には食の記憶は味だけではなく、その土地の空気感や出会う人々との小さなふれあい、ハプニング、苦笑い、楽しさ、1日の疲れを心地よく感じる時間、それらを全部まとめてくれるものとしてある。本当は当たり前なことかもしれないけれど、それに改めて気付いてハッとした夜でもあります。
そういう楽しみ方を知る事、それを出来る時代に生きていることに感謝しかありません。