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■あのひとの「はたらく」をきくインタビューシリーズ 番外編 「精神保健福祉士」という仕事〜のりこさんとの対話記録

今年の5月に「精神保健福祉士という仕事」と題して、そのゲストの「はたらく」をきくという対話の場をひらきました。あまりたくさんの方が集まってくれたわけではないのですが、ところがそういう場で繰り広げられる対話の方がより盛り上がったりするわけです。これは不思議なんだけど。例年SPBSにて秋にやっているみんなで「はたらく」を考えるというワークショップに参加してくれたお一人が今回の話し手であるのりこさん。その時に控えめながらも印象的な言葉、フレーズを使われる方だなぁと妙に記憶に残っていて、もっと彼女のお話を聞いてみたくて去る5月この場をひらいてみたわけです。ひらいてみたら案の定、ご自分の仕事の説明がとても上手でやっぱり表現が素晴らしい。素晴らしいというのは飾ってなくて、正直でそのままなんですよね、だからやられている仕事そのものの詳細はわからないけども、のりこさんの仕事に向き合うその状態がありありと浮かぶ…そんな対話時間でありました。その場だけではあまりに勿体無いので、文字起こしをしまして、少しだけ体裁を整えて、みんなにも共有したいと思います。


地域に出てゆく人になりたい

-どういう経緯で「精神保健福祉士」に?

のりこさん)
私は短大を出て、会社に3年ぐらい勤めた後、福祉系の専門学校に1年行ったんです。それは小学校の時、同じクラスに知的障害の女の子がいて、みんなでその子と仲良くできていた記憶があって、福祉関連の勉強をしてみるのもいいかもしれないと思ったのがそのきっかけです。

そのままその専門学校の先輩に誘われて、高齢者の施設で5年ぐらい働いている間に結婚して、出産をして。その後しばらく働くというところから離れた時期があったんですけど、2人目の子供が小学校に行った時に、 もう一度福祉関連の仕事ができるかもしれないと思って、家の近くの幼稚園で発達障害を持つ子供たちのサポートをする仕事に就きました。やっぱり子供ってめっちゃ可愛いなと、子供関係の仕事ならできるかもって思ったので。

その次に社会福祉法人で働くことになりました。その社会福祉法人は区から委託されて「相談支援センター」を運営しており、私は地域に5つあるセンターの中で〇〇という地域に配属になって、相談員として5、6年働きました。そのセンターに相談に来る人の99%が精神的に疾患をお持ちの方で、こうやって街で普通に暮らしているように見えていても実際は皆さん相応の大変さや寂しさなどを抱えながらお暮らしなんだなということが初めて自分がその相談員になって、直に皆さんのいろいろなお話を聞くうちに見えてきて、 もう一度勉強して、私自身が自信をつけて、いろいろなことができるようになって、皆さんのために地域に出てゆく人になりたいと思い、その社会福祉法人を辞めて1年間学校に行って、試験を受け、 今の精神保健福祉士という資格を得て働くようになりました。

いまは〇〇区で「自立生活援助」といって障害者支援施設やグループホーム、精神科病院などから地域での一人暮らしに移行した障害をお持ちの方で、理解力や生活力等に不安がある方のご自宅に伺って生活全般のサポートなどを行うサービスを提供する事業所に所属しています。この仕事は精神保健福祉士の資格がないとできない仕事ではないのですが、資格があることで、より自分自身のできることが増えて、精神的な疾患を抱える方たちに堂々とサポートができるなと私自身が感じています。今の「自立生活援助」の仕事に出会ったのは、その方のお家の中に入った方が、暮らしのサポートは絶対にしやすいと思ったからなんです。

-「お家の中に入った方が」というのはどういうことでしょう?

のりこさん)
以前〇〇地域で相談員をしている時に、本当に身なりをお綺麗にして相談に来られる女性の方がいらして。ある時、困っているので家に来てほしいっておっしゃったんです。お話を伺うと、ご自宅の洗濯機が壊れて、その洗濯機まで行く動線が確保できないと。とりあえず洗濯機まで人が通れる動線を作りましょうということでお家に伺った時に、シンクの中に靴があったりとか、本当に足の踏み場がないような感じで、お部屋の中がとっても大変な状態でした。

なんか私ね、面会に来てくださるその方の外見などからしかその方の生活を想像できなかったんですけど、そうか、お家の中はこのぐらい大変で、頑張って外で仕事されているんだとその時初めて分かって、その方の暮らし方、日々どんなことを思い、どう暮らしているかというところからサポートしないと、あんまり意味がないんじゃないかなって思ったのが、お家の中に入っていけるサービスをしていこうって思ったきっかけになりました。

私が精神保健福祉士の資格を取ろうと思ったきっかけが他にもあって。ある時大変な思いをして、地方都市からお子さんを連れて東京に出てきたお母さまがいて、本当にとても苦しい状況の中から逃げて、住む家をやっと見つけて、でももう症状も悪化して、食べるお金もない。それでも病院にだけは行かなきゃいけないという時に、東京に出てきたばかりで通院先もないということで、ご一緒に通院同行した際に、 最初に対応してくださった若い研修医の方が、いわゆる一般的な対応で「ああそうですか、じゃあ次は、次は」みたいな感じで、私はなんだかうっすら傷つくなって思った。 次に出てこられた主治医がその研修医の書いたカルテを読みながら一言、「よく生きてきてくれましたね、こんなサバイバルなしんどい状況の中、よく僕のところに生きてきてくれました」っておっしゃった。私たち2人で泣いちゃって、求めていたのはこういう言葉だったんだなって。お医者さんはカルテなどからいろいろなことを汲み取って、そこからお分かりになる経験値もあるんでしょうけど、向き合う人への愛情みたいなものを多分私たち2人で一緒に感じることができて。今、この人が心細いのが少し緩んだのが見えて、私、こういうことのそばにいられる仕事をしたい!最後の勉強だと思って、学校に行き、資格を取り、今に至っています。

私が今やっている「自立生活援助」というサービスは、1年間緊急的にその方のお困りごとに対応するサービスで、お引越しとか、病院や施設から出たいとか、介入が必要な方のところに私が出向いて、一緒に問題を解決するというものなのですが、まず私との時間を過ごすうちに、どういう風に変化するかはわからないんですけど、でも、何かに少しずつ傷ついて、病院に行ったり、外に出れなくなったりしている方々と一緒に時間を過ごすのが、一番大事なことだと思っていて。その中から、どんな思いで生活したいか、どんな思いで生きてこられたのかを、 一緒にゆっくり時間をかけてもう一度見つけるというか、見つめ直すか、掘り起こすかわからないけれども、 私のざっくりとしたイメージは、そんな仕事かなと思っています。

関わる人の生きざま、あり方を同じように大事に思える人でいたい

-一緒にいる、一緒に経験する、すごい仕事をされていますね。

のりこさん)
私が自分一人で一生懸命頑張って、いろんなことにチャレンジして経験するといってもたかが知れていて、だけど、例えば誰かと関わることで、私自身の経験値が少しずつでも無理くり広がるというか、そういう経験をさせていただいている。その方の生きざまやあり方、悩みや、いろんなことを、同じように大事に思える人でいることが、私の「はたらく」ということの中心に置きながら生活をしているみたいな感じはありますね。

-関わり方にルールってあるんですか。

のりこさん)
ルールはないですけど、自分の家に知らない人が来るって、結構暴力的かなと思うんですよね。嫌じゃないですか? なので、まず受け入れてもらえるようにするにはどうするかということはいつも考えています。それにはどんなお相手でも、きちんとした距離感や敬語、尊敬の気持ちはさまざまなシーンでひたすら出せたらいいなと思っています。なので、そこが最初にいつも緊張します。私たちは事前にカルテのような疾患名や暮らし方などが書かれている紙を見てからご本人に会うんですけど、 なるべくその紙に書かれていないところを見るようにしています。その方がどんなふうに生きてこられて、何が好きか、どんなお菓子が好きか、どんな歌が好きか、どんな趣味なのか、みたいなところをまずはちょっとずつ肉付けできるように。でも、お家の中の何かしらにヒントがあるんですよね、好きなものがいっぱい置かれていたり、そういうところから、ちょっとずつ情報を拾いながら、私に安心してくれて、「疲れた」とか、「今日はやりたくない」とか、まず言っていただけるようになる環境づくりが第一歩だと思っています。

-慣れていくのには個人差はある?

のりこさん)
あるような気がします。だから、初回の顔合わせの時はやっぱり少し緊張します。もちろんあちらも緊張してるんですよね。2人とも緊張した状態で会いますが、そこで変な危害を加えないっていうことをアピールするしかないと思っています。時間がかかることもあるし、1回でうまくいかない時もあるので、それも含めて少しずつ慣れていけばと思っています。

今、〝地域移行〟と言って、皆さんを地域に返そうっていう動きがあるんですけど、でも地域的に受け皿がないと、やっぱり 1人で長い間入院して、 じゃあここに住まいがあるから暮らしてください、と言ってもうまく暮らせないです。知り合いもいなければ、自分の体調のコントロールも大変なので、そういう時に一緒に買い物行ったり、一緒にどこで買い物するのが安いかと考えたり、 時々布団を一緒に干したりとか、そういう本人がまず自分の暮らしのペースをつかめるようにするというところが大事な時もありますし。引きこもりの方で言えば、 自分の言葉や私はこれが嫌だったみたいな気持ちを誰かに話せるようになるとか、 誰かと30分いるとか、そんなことから始めたり、一緒にオセロやったり、一緒にトランプやったり。こうやってちょっとずつ 誰かと一緒にいることに慣れていく感じかなと思います。

大事にしているのは「委ねる、任せる」ということ。

-基本は1対1?

のりこさん)
そうです。でもね、ご自宅にお母様がいたり、ご家族の方がいらっしゃったりする場合もあるので、 そういう時は一緒に話をするっていうパターンもあります。ちょっと引きこもってらっしゃったりする方だと、お母様と一緒って場合もあるので、お母様も私もこの場に居たいって言ったら、お母さんも、という感じです。

ほんとにその方の状況に応じて様々ですが、大事にしているのは「委ねる、任せる」ということ。その方が悲しくなるとか、嫌な気持ちがするとか、そうした気持ちは基本的になるべくしない方がいいなと思うんですけれども、でも、それでもリカバリーできるっていうことを一緒に学ぶというか、一緒に体験する感じだと私は思っているので、「その場に委ねる。だけど一緒にいる」みたいな感じでご一緒することが多いです。

-訪問したものの全然喋ってくれないなんてシーンはよくあるんですか。

のりこさん)
1人ボケツッコミみたいなのして、虚しい…とか思いなが帰る時もあります(笑)、 でも人との関わり方は人それぞれなので、 コミュニケーションが弾むからうまくいったんじゃないなと思っています。それでも最後にお困りごとないですかって聞くと、 「そういえばこの間お米を買った時に…」とかおっしゃってくれるともうそれで十分なので、仲良く喋ってくれなくとも、その方なりのコミュニケーションがきっとどこかにあるので、まずそうしたことができる環境にするのが大事かなと思って。嫌がることをしなければ大丈夫っていうか、まずこのサービスをキャンセルしないで 続けてることだけでも、ものすごい進歩で、ご本人にとっては大変なことだと私は思っています。

五感をフルに使いながら一緒にいる

-相手のペースに合わせてゆっくり。

のりこさん)
ちょっとずつみたいな感じですけど、ペースを守らないと怖いんだと思います。自分のペースでものを考える、考えられるってすごい安心だと思いますね。ゆっくりだろうが早かろうが、その方のペースでものを考えて納得が いくというところをまず確認しながら繰り返すみたいな。引きこもりの状態の方だとそんな感じです。1つ考えて、確認して、戻ってまた進むみたいな感じですけど。でもね、ご一緒してると わかるんですよね。歩くペースが速くなったとか、薬を数えることが早くなったとか、自分から先にどうぞと言えるようになるとか。そうなると、多分、人が怖くなくなってきてるというか、外に出ることが怖くなくなってきてるということなので、そういうペースに合わせて、でも何かあったら私がいる、みたいなことをずっと守っているみたいな感じです。

そのサービスの間中、大体1時間から1時間半、長ければもっと長い時間本当に委ねる。全部五感を使いながら一緒にいる、 みたいに思っていて、そうするのが 1年の間に伝わるかもしれないという希望があってそれの繰り返しですね。3年かかってやっと一緒にバスに乗れたみたいな方もいらっしゃいます。 バスも5分乗るぐらいなんですけど、その方にとっては脂汗が出ちゃうぐらいしんどくて。「降りる?どうする?」と聞きながら、「飴舐める?」とか色んなこと言いながら。でも大丈夫って言いながら、私の手を握って、よしと思って、その5分を一緒に過ごして、できたねっていう感じのこともあったりすると、もう底知れないすごいエネルギーを発しているものに私が引き寄せられる感じがする。いつもそんな感じで続いてる。

何がいいか、何が悪いかジャッジしない

-相手側の進歩なり成長を一番近くで感じられる無償の喜びがある一方で、どうにもならない悔しさとか、難しさみたいなものを抱えることもあるんですか。

のりこさん)
どうにもならない悔しさはきっとあるんでしょうけど、でも、なんだろう…それこそ 今も仕事をしていて、基本的に相手の話を聞いて、何かを一緒にして、一緒に笑ったり、ああだね、こうだねっていうような1時間を過ごしたりしてるんですけど、むしろできないことの方が多いんじゃないかと思ってるので。大事なことはうまくいかないかもしれないし、何をうまくいったか私が決めないっていうところですかね。何がいいか、何が悪いかジャッジしない。

例えば、その方が働こうって思ってて働けなくても、全く自身の内側で変化しないわけがないので、 それを私が一緒に見ていければ、そういう経験はいつかご自分が振り返った時の糧になるというか、経験が増えているのかなと思って。それは私自身も多分きっとそうなんだろうなと思っていて。結果がダメでも、その道をどうやって 歩いてきたかとか、どんな気持ちでそこを過ごしてきたかっていうのが、 何か困ったりした時に立ち戻れる時にきっと糧になったりするのかなと思うので、別に世の中で丸じゃなくても、私は一緒に経験をする1人かなって思っているので。

その関わり方でこれまで変わらない方はいらっしゃらなかった。どんなことでも経験して、一緒に悩んで、一緒にいい方法を見つけていくっていうのは、とってもいいチャンス。私はそう思っていつも向き合っています。

それぞれが見ている社会を知るということ

-ご自身の生き方にも多分に影響があるっていうか、彼らと関わってない時間にもいい影響があるというか、フィードバックはそこにあるっていうことなんですか?

のりこさん)
そう思いますね。だから多分、私自身の価値観もだいぶ広くなっている。昔の私だったら、お金持ちになりたいとか、いい学校に入りたいとか思っていたかもしれないんですけど、今、そういうものじゃない素敵さとか良さってたくさんあることが自分で経験して知ることができたので、それはすごく嬉しいことなんだと思います。

私を通して見た社会だけでなく、その方から見た社会も世の中にあることを知りつつ、私がそれぞれ見ている社会を混ぜるとは言わないですけど、いろんな社会をミックスして、ちゃんと皆さんと一緒にいることができたらいいな。

私の方がむしろ影響を受けてるかもしれません。すごいですよ、皆さん繊細で優しくて、だからこそ傷つきやすい方もたくさんいらっしゃるし、 真面目で、外の世界、世の中が正しくて、だから自分はダメなんだって思い込んできた方もいらっしゃる。そこから自分で言葉や感情を取り戻していく過程を一緒にしていくと、多分私の方がいろんな価値観が塗り変わっていくような感覚が、一方向の私から見た社会だけでなく、いろんな方向からの政治や社会や教育が見えてくるのは、皆さんと関わる中で私をそういうものにしてくれたと思って、いつも感謝しています。

引っ張られながらはたらいている感じ

-とても主体的に働かれてるようにきいていましたけど、ご自分ではどう捉えていますか?

のりこさん)
全然自分ではわからない。なんか引っ張られてる感じはします。何だろう?目の前の困ったと言っている方に引っ張られてる感じがします。私は多分1人では割と何にもできなくて、 母親とか主婦とか色々やってますけど、本当にポンコツ具合半端じゃなくて(笑)クリーニングに出した子供の制服を取りに行くのを忘れて、子供に「悪いけど明日学校休んでくれない?」と頼んで、急いで他の方に借りに走るみたいなこともあった。いろんな場面で私自身が助けられてきたんだと思うんです。それは友人にも、家族にも、お互いの両親にも。そういう自分の完璧じゃないところはよくわかっていて、 だからこそ、完璧じゃない人の気持ちっていうか、完璧じゃなくていいって思えるというか。私が それでも助けてもらえたから、なんとか生きてきたけど、でも、それでもいいんじゃないか。困った人がいたら周りが助ければなんとかなるんだっていう経験、私の中で助けてもらった経験が多いので、多分それがもしかしたら引っ張ってくれてるのかもしれない。

-人との関わり方という面で 最初は一緒にいるというところから始まり、一緒に経験するところに転じ、そして、その人が自分で動けるようになるところまで見届けたら終わり。そんな 関わり方する仕事ってあまり他に見当たらない気がするんですけど。

のりこさん)
ですよね、私もだからめっちゃ面白い!

-ケアする、支える側の人たちは増えてってるんですか。
つまり、そのニーズとその供給するバランスっていうのがまだ取れてないっていうことなんですか。

のりこさん)
そもそもこうしたサービスの存在自体をあまり知られてないんですよね。
このサービスは6年前にできたばっかりなので、あまり知られていないかもしれなくて。

-相応に利用者が増えていくといいですね。その先にはどんなことが待っているのでしょう?

のりこさん)
「自立生活援助」というサービス自体はお1人暮らしの精神疾患をお持ちの方とか、生活がままならなくなった方向けという名目なんですけど、今〝特定妊婦〟(出産後の養育について、出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦のこと)という言葉があって、やっぱり1人で子育てしなきゃいけない、身寄りがいないとか、そういう方たちにも 使ってほしいって私は思っていて。このサービスが本当に必要な方々の開拓とかもこれからは考えたい。少し飛躍すると、固定的な家族の概念みたいなものをちょっと分解したいっていうか、こういうことは家族でやること、みたいなことはもうちょっと家族じゃなくても、もっとばらしていいんじゃない?みたいなことを思っていて、そういうところにもアプローチできたらいいなと思っています。

インタビュー後記)お話を伺って想うこと

のりこさんのお話をまとめているとまさに珠玉の名言ばかり。で、ご本人曰くいまのお仕事が「めっちゃ面白い!」そうで、お話を伺っているときもその熱量がこうした名言を勝手に連れてくるんだろうなぁと思っていました。熱量ある人の仕事ぶりやその手前にあるその人そのものの生き方は世の中に良い影響を与えるから、周りにいるぼくらは勝手にその影響を受けたり、無意識的に自分の仕事に意欲的になったりするんじゃないか。人は間違いなく周囲の環境に影響される生き物で、良くも悪くもなる。どうせ生きるなら大きく捉えて良くなってゆきたいです。ならばこうした人たちと一緒に生きる、こうした人たちが作ったもの、作った価値などと共に生きる、ということなんじゃないかと思っていて。自分の環境を意図的にそちらに向ける、どっぷりその環境に浸かってゆくといいんじゃないかな。そのためにはたくさんの熱量ある人の仕事や生き方に触れ、考えることなんだと思います。5月に良い時間を過ごしていました。まとめるのが遅くなりましたが。