つきつめないこと再考

つきつめないこと、は私の中の最近のテーマだ。
特に若い頃、仕事をしていた時代は100%の力を出し切って完璧に何事も行おうとしていた。
毎日には無数のノルマがあった。
仕事、家事、休みなく続く毎日の課題。
ヘトヘトだった。燃え尽き症候群だったのだろう。一つの職場で長くは続かず、同じ業種を転々とした。

体を壊して専業主婦になり、今は子育てこそあるが、持病もちゃんと服薬をしているので落ち着いていて、比較的のんびり暮らしている。

でもやっぱり、これを子が起きる前にしなくては！とか、今日はこうしなきゃ！とか、自分に頭の中で課してしまうことが多い。
強迫性障害の気質もあるのだろう。

しかし、今日家事をしていて気づいたのだ。
やっぱり、つきつめくていいんじゃないか、と。
別に、夜に旦那がコンタクトをしたまま寝てしまっても起こさなくていいかもしれないし（目が痛くなったとて自業自得だ）、洗い物も放置して翌日洗えばいい。
多少家が片付いていなくとも、衛生面が大丈夫ならいい。
洗濯機の中の畳んでない洗濯物を見つけても、心の中で「絶対やらなきゃ」とリマインドしなくていい。「......」と何も思わないで大丈夫。リマインドしなくても、私は後でちゃんとやるタイプなのだ。

また、私はこのように何事もつきつめすぎるタイプだが、それは長所でもある。
この気質のせいで、寝坊はしたことがない。むしろ次の日大切な予定があると寝れなくなるタイプだ。そして、当日寝不足で過ごすタイプ......。
行き過ぎはどうかと思うが、とても律儀に約束は必ず守る、という良いところが自分にはある。

もっと、もっと楽に生きていきたい。
自分にガチャガチャに足枷をかけているのは自分自身だ。自分が1番自分を捕らえている。そのことに気づこう。

私は今日も一つの足枷を小さな鍵で人知れず外してく moi