改良湯〜薄暗いアート空間でととのう〜
パラパラと聞こえる雨の音。
そうだ、サウナ行こう。
JR恵比寿駅から徒歩13分のところに、
それはある。
ホームページで予習して行ったので、
見覚えのある「鯨」をすぐに見つける。
すごく目立つ壁画。
まさか銭湯だとは、ね。
壁画に向かって右側の道を進むと、
案内板あり。
も少し進むと、
そこに入り口が。
新しいようで、
なんだか懐かしい感じもあり、
ぐっと惹きつけられる。
初来訪。
靴を預けたら、
券売機でチケット購入。
入浴料470円+サウナ料金350円。
チケットと靴箱の鍵を、
受付のおばちゃんに渡す。
サウナ利用者には、
フェイス&バスタオルのセットと、
不思議な形のコレが渡される。
サウナ利用者と分かるように、
コレを手首につけるんだけど…。
なんでこの形(&長さ)にしたんだろう。
少し邪魔だよナァと思いながら、
お洒落なのれんをくぐって、
脱衣所へ。
(脱衣所への入口、撮影はここまで)
中のロッカーは大きめのと小さめのがあり、
好きなところを使ってよさそう。
木目調でこれまたお洒落。
あ、自販機がある。
スポーツドリンクはアクエリアスだけか。
水分補給のため購入。
するりと服を脱ぎ捨て、
新調したお風呂バッグを持って、
いざ浴場へ!
(写真はホームページより)
薄暗くてスタイリッシュな、
アート空間が迎えてくれる。
照明は全体的にダウンライトでいい雰囲気。
まずは洗い場へ。
銭湯にはよくある固定式シャワー
…だけかと思いきや、
奥の方に行くと手持ち式も。
これは嬉しい。
洗面器も椅子も透明で、
またしてもお洒落。
オーナーさんのこだわりを感じながら、
体の隅々まで清める。
よし、スッキリ。
浴槽に向かうと、
すぐそばに荷物置きが。
よくある金属のラックではなく、
ずっしりとした棚で、
こちらもスタイリッシュ。
お風呂は炭酸泉スペースと、
中温風呂&マッサージ風呂のスペース。
どちらもそんなに広くはない。
まずは炭酸泉で温まろう。
最近はけっこうどこにでもある炭酸泉風呂。
温度もだいたい38℃前後で、
永遠に入っていられる心地よさ。
しかしここ改良湯は、
それだけでは済まさない。
ダウンライトで上から、
湯船の中が照らされている。
なんと、
炭酸の泡や水の流れまでもが、
照らされて影をつくり、
それがまさに光と影のアート。
…ずっと見てられる。
体にまとわりつく泡を、
しばらくパチパチ撫でながら、
水中のアートを楽しむ。
左隣のお姉さんは、
まるで人魚のように、
伸び縮みしながら半身浴を楽しんでいる。
さて、行くか。
しっかりと水気を拭き取り、
薄暗いを通り越して暗い、
サウナ室の方へ向かう。
扉を押す。
…開かない?
どうやら引くようだ。
…けど、引き手がない。
!
なるほど、
ここで例のアレを使うのか。
すばやく、
受付でもらった不思議なアレを、
鍵穴(?)に引っかけてみる。
開いた。
この一連の流れがなんだか楽しい。
中は想像通りかなり暗い。
…好みだ。
ただBGMは流れている。
サウナハットをしっかりとかぶり、
上段の中央に腰掛ける。
けっこうしっかり熱い。
温度は90℃、
どうやら遠赤外線サウナらしい。
いつもの6分を目安に温まる。
とにかくこの暗さがイイ。
しかも貸し切り状態。
あぁ、水風呂。
水風呂が待ち遠しい。
…よし!
サウナ室を出て水風呂へ。
ここの導線も最高。
サウナ室を出てすぐの壁にフックがあり、
そこにタオルとサウナハットをかけられる。
そのすぐ奥に、
水風呂だ。
かけ水をする。
ワォつめたい。
慎重に足を入れる。
つ、つめた〜い…
首まで浸かって目を見やると、
そこには14℃の文字が。
体中が一気に冷えていくのを感じ、
半ば小さな恐怖も感じながら、
ザブンっと外へ出る。
ととのい椅子が無さそうなので、
先ほどの炭酸泉に戻り、
人魚のお姉さんがいなくなった場所で、
半身浴休憩。
…ん?ん?
なんかすっごい気持ちいい…。
炭酸泉のアートも、
さっきよりグネ〜ンとして見える。
なんだコレ。
まさか…
その後、
待ちきれずに2セット目へ。
おォあったまる。
なんだろう。
あったかいのに、
冷たさもまだ残ってる感じ。
またおそるおそる水風呂へ。
やっぱり冷たい。
だけど、イイ!
1セット目では余裕がなかったが、
今気づくと、
ここもダウンライトの光が、
アートを作り出していた。
しかも、
水風呂の脇になんと、
洗い場用の椅子が1つ。
これは嬉しい。
2セット目はそこで休憩。
体中の血液が踊ってるのがわかる。
今日はいつもとは違う。
まさかと思ったが、
やはりそうだった。
冷たい水風呂。
よくサウナ番組に出てくる、
トッププロサウナーさん達は言っていた。
「水風呂は冷たいに限る!」
それがこんなにも、
ととのいに影響するなんて…。
恥ずかしながら、
冷たい水風呂の存在意義を、
ここで思い知らされるとは。
時間がなく、
3セット目は諦めたが、
この快感は忘れない。
しっかりと水気を拭き取り、
脱衣所へ。
ポカポカの体で、
もはや最強。
ドライヤーは3分20円で、
風量よし。
ただし、
ドレッサーの鏡もダウンライトで照らされてて、
そこで描いた眉毛の濃さよ…。
これもアートか。
休憩スペースには、
サウナ関係の本や漫画が。
(帰り道で、ここにあった何冊か買ってしまった)
奥にも休憩スペースあり。
ドリンクもたくさん売られてて、
900mlのイオンウォーターも。
(休憩スペースの一角)
改良湯オリジナルグッズも販売中。
やっぱりお洒落なデザイン。
ここでひと休みして、
雨の音を聞きながら帰宅。
改良湯。
ここは何回でも通いたい、
アート銭湯。
またすぐ行こう。
改良湯
https://kairyou-yu.com
好き勝手に書いてますが、少しでも楽しんでいただけたらうれしいです(^^)))よければまたふらっとお立ち寄りくださいね。