最近、文字に追われ(追われなくても良いのですが😅)KDP出版準備などで、映画を見る時間を逸していた。
久しぶりにAmazon Prime VideoのSF作を見てみると、気になる作品がいくつかあり、久しぶりにゆっくり見てみることに。
ANIARA アニアーラ
原作者と原作
原作者のwikiは日本語版にあるが(日本語版の常で本人に関係ないことも書かれている)。原作の日本語wikiはない。
原作の日本語版は絶版らしく、手を出すのには躊躇する。
ペーパーバックの取り扱いはコロンビア (メリーランド州)の販売会社。
トレーラー
感想とか
全体的な流れは、あらすじの通り。
映画として観ると微妙。
カテゴリーとしてはSFだが、スウェーデンの映画らしく(?)エンターティメントの要素は皆無。
内容のほとんどは、事故が起きてから巨大宇宙船で起こる社会的な出来事を定点的(1年後、5年後〜)に映し出しており、散文的な表現をしている。
この宇宙船を小さな地球と捉え、人間社会の移り変わりとして観れば、2年前からの流行病と現在進行中の戦争による自由な移動が難しい現在の縮図と観られないこともない(中にいる人々のストレスの溜まり方や逃避指向とか)。
それゆえ、原作である叙事詩がどのように書かれているのかが気になる。
作者ハリー・マーティンソンがノーベル文学賞を取った、SF長編叙事詩がどの様なものであるのかが。
SFを書く作家のノーベル文学賞受賞は少ないのではないか。
彼以外にはイシグロケイ、大江健三郎(治療塔)くらい?
読んでいない原作も含め、いろいろ考えさせられる作品。
MOH