let's!お手伝い
息子のピヨくんに
『お手伝いを決めて実践し、その様子をタブレットで撮影する』
という宿題が出された。
現代っ子な宿題である。
そもそもピヨくんは、自分のことも誰かに助けてもらうことも多いので
人を手伝ってる場合か?となるのだけど
そこは宿題だし、1週間頑張ろうということになった。
まずは、2つお手伝いを決めようということになりピヨくんに聞いてみると
「ゴミ捨てと靴洗い!」
と言うではないか。
ちょっと待て、ゴミ捨ては週2日しかないし、靴洗いにおいては2週に1回じゃないか。
圧倒的稼働率の低さ。それ、宿題じゃない。
ピヨくんに“毎日やれるものにして欲しい“と伝えて
●米炊き
●玄関掃除
に決定した。ちょうど外の木から落ち葉が毎日落ちるので玄関掃除ピッタリ!
さて、最初にご紹介した通りピヨくんは自分のことを毎日こなすだけで精一杯な少年である。何ならこっちが40%くらいは手伝っている。
そこに、お手伝いを組み込んでいく。
母は、お手伝いのお手伝いをすることになる。
まずは、米炊き。
「ミラクルスーパーお米洗い!!」とか聞いてるだけで白目になりそうな技を考案して、米を洗っているピヨくん。
手のひらでゴシゴシするよとコツを伝えながらボールから溢れそうな米をそっとボールに戻すのが母の仕事。
豪快に水を入れようとするピヨくんにメモリの存在と水の入れ方をゆっくり伝えること毎日。
「ピヨくんが炊いたご飯だよ!」と家族に報告して、みんな「美味しい!」と褒めちぎること毎日。
本人も自分で関われたことで、苦手だった白米を克服している。
続いて、玄関掃除。
落ち葉を集めてから捨てることを意識してもらう。
このお手伝いにおいては、ピヨくんは毎回落ち葉の色や形状に夢中になって、3倍の時間を要した。でもいいや。想像力は別の意味で大事ね。
雨降りで1日お休みしたけれど、実はこっちのお手伝いの方がピヨくん的には楽しかったらしい。
これから振り返りをして、最後のお手伝いの場面を学校から持ち帰ったタブレットに撮影して持っていくことになっている。
このタブレット、重い。え?パソコンじゃないんですか?ってくらいしっかりしている。
これ、家のタブレットとかスマホで撮影して、学校にメールするとかじゃいけませんか?だめですか。そうですか。
学校でよく出される“お手伝い宿題“
このことにピヨくんは「そうゆう時じゃないとやらないしね〜」ともっともらしい事を言う。
母としては、お手伝いは別に求めていないので
自分の身の回りのことは1人でできることを、少しずつでも増やしてくれたら有難い。
極論としては“トイレに行って自分でズボン上げて戻れたら良し“だけどね。
気持ちの問題だけど
夕飯のご飯を見る度に、真剣に技の名前を言いながら洗っていたピヨくんのことを思い出して食べた。
やっぱりいつもより美味しかったな。
これからも時々炊いてほしいことを伝えると「いいよ!」とピョンピョン跳ねながら部屋に戻って行った。
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