もへこ

多摩美術大学を卒業後、カバン作家として東京都内の雑貨店などで作品販売。東日本大震災と出産をきっかけに四国に移住。里山暮らしで学んだ「自分たちの暮らしを自分たちで作る」をテーマに日々制作(生活)。現在、富士山の麓(朝霧高原)で、だいたい育休・産休中。

もへこ

多摩美術大学を卒業後、カバン作家として東京都内の雑貨店などで作品販売。東日本大震災と出産をきっかけに四国に移住。里山暮らしで学んだ「自分たちの暮らしを自分たちで作る」をテーマに日々制作(生活)。現在、富士山の麓(朝霧高原)で、だいたい育休・産休中。

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日々これ修行

6歳、もすぐ3歳、1歳半。の3名さまが我が家のキッズである。上の2人のお迎え時には1歳半を乳母車に乗せて連れて行くのだが、保育園の敷地内に入ると自立の心を掻き立てられるのか歩こうと試みるので放つ。そしてそのまま帰路はほぼ徒歩で行こうとするので大変にスローな旅になるのだが、その間6歳は「疲れた。」などと言い乳母車に乗り、もすぐ3歳は「おんぶ」とおぶさって来る。ほぼ3歳を背に負い、6歳の乳母車を押し、1歳半は拙い足取りでよちよちと坂を登る。というのがある日の我が家のお迎え風景。大

    • 育児。葛藤。

      亭主がTシャツの発注数や在庫の保管方法などについて苦悩しているのを尻目に、LINEのスタンプ、王家の紋章かベルばら、どっちにしよーかなー、という極めて次元の低いところで軽く悩んでいる。結局ベルばらを購入して仄かに後悔しているのだが、6年以上子育てばかりして脳が死んだな、と絶望する。下らぬ。実に下らぬ。保育園の園長が役員を丸め込んで暴走していることを腹立たしく思いあの手この手で闘争している自分にも嫌気がさす。ならば早よう社会復帰したら良い、と最後の子どもを来年から保育園に入れる

      • のぐそデイズ

        一昨年の5月この地に越してきた当時、この家は本物の廃墟であった。どの部屋にも床は無く、無いと言ったら本当に無いわけで上から下から全て腐り切って、束石大引根太と基礎からの始まりである。お勝手は全て撤去。寒々しい空間がガランと広がる。唯一無事だった廊下は、前住人であるところの大家が絨毯やら毛布やらなんじゃかじゃと敷き詰めて釘を打ちまくったらしく、地域の方々がお掃除してくださる際にそれらを力任せに剥がし、後に残った釘が殺人的に突き出していたので、素足での歩行には相当な危険が伴うもの

        • のーと初めまして。

          先日ミーのキッズの過払い医療費を取り戻すべく市役所のこどもみらい科というふざけた名前の場所に参じたのだが、2人前の書類を書くのに上手に1つずつ名前を書き損じ、いやぁたくさんいると間違えちゃってね、などと誤魔化しながら手続きを終えたは良いが、去り際に係りの女性から、お母さん、医療証をお医者さんに持っていけばここに来なくてもいいんですよ。と優しく言われてしまったの。ですねぇエヘ。と返したものの心は実に悲しい気持ちになりましたとさ。バカだと思われたのである。いやもしかしたら何年もお

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        • まが
          3本

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          取材する生き物

          おやじどのに某新聞社の取材が来るというので、なんじゃそらうちに来るんか?新聞屋はそうやって人の家に上がり込むんか、そういうものですか、と多少の狼狽と共に当日は朝から常のように2匹の子守をしながらごさごさと片付けておったのだが、正午に来るというのが出発の遅延により30分ほど遅れますと連絡。結局到着は12:45である。あっそう。そもそも私という偏屈者は時間にルーズなのが本当に嫌いなのである。携帯電話の普及に伴い今日日は平気で遅刻する輩が増えていて気に入らない。外国では暮らせまい。

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