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メディアと父親とSNS時代の不法移民の話

 ニコニコchの動画は基本的にその月限定で公開しています。動画のリンクは外していますが、記事はそのまま残しておきます。今後ともよろしくお願いいたします(TeamモハP)。


 最近感じたことや考えたことを皆様に共有したいと思います。今週も様々なニュースがありましたが、緩い話にお付き合いいただければと思います。

米不足のニュースと父親の反応

 8月後半から日本では米がなかなか買えないという状況が起こりました。これについては国が悪いという見方、台風や地震の影響、テレビが騒ぎすぎだという見方、色々な話が出ていたと思います。
 そのような中、たまたま8月後半に私の親戚の方と連絡を取る機会がありました。その親戚の方のところに、私の父親から「米は大丈夫か?」と連絡が来たそうです。話を聞いていると、父親は米がなくなっていないかと親戚中に電話をしていたそうです。

父親のテレビへの不信感

 父親は地方の農家の出身で兄弟が多く、親戚もたくさんいます。兄弟の他、甥や姪にも電話をしていたそうです。父親本人は今農家をしているわけではないので、米をたくさん持っているわけではありません。それでも「大丈夫か?」と電話をしまくっていたそうです。テレビで「米がない」というのを見て、これは大変だと感じ、親戚に電話をしまくっていたんだと思いました。
 テレビに影響された人がここにもいたのかと驚きました。

父親のテレビ批判と矛盾

 私の父親は最近テレビへの不信感を強めています。今は新聞も取っていません。新聞はやめたの?と父親に聞いたところ、「テレビも新聞も出鱈目ばっかりだ」と言って怒っていました。
 特に最近はテレビに対しての不信感がすごく、実家に帰ると父親がテレビをつけ、ずっとテレビに文句を言っています。文句があるのであれば見なければいいのにと思うのですが、見ながらずっと文句ばっかり言っています。
 テレビのことをいつも「出鱈目ばっかりだ」と言って批判しているのに、結局テレビで「米がない」と聞いて親戚に電話をしまくっている。テレビに流されていると思い、私は少し笑ってしまいました。

父親の意図と行動の背景

 その後、父からたまたま別の件で電話がありました。私はその時に「どうして親戚に米があるか電話したの?」と聞きました。
 父は「テレビを見てそれで親戚に電話しまくったっということではない」と言いました。日本全国にいる親戚に電話をし、テレビで言っていることが本当なのかまず確かめようとした。そして、自分のところでは米がまだ購入可能だったので、買える地域もあるならその情報を教えてあげようとした。
 そういう意図があったのかと思いました。

メディア不信と情報発信

 父親がしたことは、メディアへの不信感から事実を確かめようとしたり、そして自分が持っている情報を自分の親族に伝えようとしたということです。これはメディアで流れていない情報、メディアが偏った情報を流していることに対して「いやいや実際はこうですよ」とか「こんなことも起こっていますよ」とYouTubeとかXとかで発信するのと非常に似ています。
 私の父親は電話とかLINEを使って自分の知り合いに連絡をしましたが、これをSNSのフォロワーに対して行ったらインフルエンサーと同じことになります。
 私も日本のメディアがあまり報道しない欧州の情報をお伝えしています。内容は父親のものとは異なりますが、動機は近いものがあるかもしれません。メディア不信、メディアに流れていない情報を自分のフォロワーに伝えようとする。そういう意味での共通点があると思いました。

 世界中で移民が増加することにより、様々な問題が発生しています。それに対する反対運動も起こっていますが、この問題についてメディアが十分に伝えていない傾向があると感じています。

メディアが報じない移民問題

不法移民とSNSの影響

 話は変わりますが、よく「世界ではどうしてここまで不法移民が多いのか?」という質問をいただくことがあります。私はこれもインターネットやSNSの影響が極めて大きいと思っています。
 リスクを犯して海外に渡ったり、危ない橋を渡って遠い国を目指すのか。先に渡っていった兄弟、親戚、家族が「こっちはこんなにいいところだぞ」と写真や動画でも伝えることができるわけです。先に渡っていった人たちは仲間に教えてあげたいと思うわけです。

SNSと不法入国の斡旋

 しかし、この件に関しては単純に親戚や友達とかそういう情報だけではなく、不法入国を斡旋することで利益を得ようとしているギャングたちもSNSを駆使してビジネスを行っていると言われています。
 そうした意味でもSNSが今の状況に大きな影響を与えていると言えるでしょう。

不法移民の増加とSNSの影響

 もちろん、不法移民が増えている要因としては中東やアフリカで不安定な地域が増えていることが大きな要因ですが、その背景にもこうしたインターネットやSNSの存在があります。
 そして紛争が終結しても、インターネットやSNSの時代の中でヨーロッパやアメリカを目指そうという移民は減らないのではないかと私は見ています。

移住すれば、もっと稼げる、豊かな暮らしができる。所得格差が広がる社会構造の中では、移住したいというニーズはなかなかなくならないでしょう。

世界的な移民の増加問題に関する一考察

まとめ

 何が言いたいのと言われそうですが、何が正しい、何が間違っているということを言うつもりはありません。
 米がなくなっていないかと電話をしまくった父親、見方によっては混乱を拡散していると受け止められるかもしれません。インフルエンサーである私も同じような側面があり、報道されていない情報、確かな見方を届けようとしていますが、それも受け止め方次第です。
 私たちのような人が出てくるのもインターネットやSNS時代の必然です。そして不法移民が後を絶たないのもまたSNS時代の必然であるということ。引き続きフラットな情報発信を続けたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


ご参考

 日本経済の問題として取り上げられてきた少子化と人口減少ですが、これは本当に問題なのでしょうか。人口が減ることは本当に良くないことなのでしょうか。これは最近いただいた質問です。
 この問題はメディアではほとんど取り上げられることがありません。

メディアが報じない人口減少問題と政治の課題

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