電気自動車とタクシー
電気自動車(EV)のタクシーが増えている。
僕のいるタクシー会社でも何台か電気自動車がある。
電気自動車のタクシーを運転することがあるのだが、つらつらと思ったことを書こうと思う。
EVを運転していて感じるのは「静か」で「加速が良い」ということだ。
運転のしにくさは特にない。
あと、満充電すると400キロ以上走れるので給油をしに行かなくてもいいので時間のロスがなくてドライバーにとってはとても良い。
お客さんにとってのメリットは「室内が静か」ということだろう。
最近の車であるのでエアコンの効きがいいと思う。
あとは体験としてEVに乗ったというものだろうか。
ちょっとどうかなという点もある。
ジャパンタクシーと比べて乗り降りがしにくいということだ。
そもそもジャパンタクシーはタクシー専用車両であるのに対し、EVは乗用車で後席をメインにのせる仕様ではないものが多い。
ジャパンタクシーはスライドドアで乗り降りがしやすいが、一般的なヒンジのドアのEVの後席ドアは前席のドアよりも開口部が狭く少し乗りにくいような気がする。
SUVのEVは床の位置が高く、特に足腰が弱いお年寄りには結構キツそうで若干クレームをいただいている。
高齢化ということを考えれば乗り降りがしやすいというのは大事な要素だ。
ジャパンタクシーが現状一番乗り降りしやすいタクシーであると思うのでトヨタさんがEVのジャパンタクシーを作ってくれればいいのになぁ、と。