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くら寿司が国産ホタテ消費支援

◉日本から海外への水産物輸出は3873億円で、中国への水産物の輸出額はその42%を占めるのは分かります。だいたい1627.92億円といった数字でしょうか。ホタテの輸出はかなり多く、輸出全体の23.5%を占めるのですが、中国への輸出額は大きく。生でも似ても焼いても干しても、XO醤の出汁に使っても良いですから。でも逆に言えば、ここがなんとかなれば、ダメージはかなり軽減できます。そこで、回転寿司のくら寿司が、北海道産などのホタテを使ったにぎりずしを提供することに。こりゃあ、くら寿司に行くしかないですね。

【くら寿司、にぎりに国産ホタテ 中国禁輸で消費支援】日経新聞

くら寿司は20日、国産の水産物の消費を後押しするキャンペーンを始めると発表した。第1弾として22日から北海道産などのホタテを使ったにぎりずしを提供する。東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出による風評被害を抑え、消費を促す。同社は「国内需要を喚起して漁業事業者を支援する」考えだ。

キャンペーンは全国のくら寿司約540店で実施する。「国産肉厚ほたて」(1貫280円)を販売する。シャリが隠れるほどの大きなホタテで、柔らかくて甘みがあるのが特徴だという。予定数に達し次第、販売終了となる。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF205Z80Q3A920C2000000/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ホタテの寿司の写真です。くら寿司ではないでしょうけれど。ホタテ大好き。武田久美子さんも大好き( ´ ▽ ` )ノ

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■嫌がらせに屈しない■

男気ですねぇ。もちろん、こういう流れに乗ることで、くら寿司の社会的な評価が高まるという計算もあるでしょう。でも、やらない善よりやる偽善、杉良太郎さんもどんどん売名をやれと、言っていますし。くら寿司自体は、各皿へのカバーとか、直接注文するレーンとか、新規の事案導入や改革のスピードが早いんですよね。回転寿司屋のテロで色んなところが被害を受けましたが、くら寿司はあまり話題にならなかったのは、先手を打っての対策が進んでいたからという面も。個人的には、くら寿司しか回転寿司は行かなくなってるので、このキャンペーンはありがたいです。

中国にとって日本は水産物輸入先の10位にも入らないから禁輸は痛くない。日本の水産物を禁輸するのは中国だけでなく香港も。中国と香港で日本の水産物輸出額の半分近く(年間1600億円)を占める。しかもこれが何年も続く。普通に考えて放水は日本の政権が自国の漁業に大打撃を与えた失策。

https://x.com/TomoMachi/status/1694734446837252586?s=20

こんなことを言ってた有名脚本家様がいましたが、もともと水産物は年によっての取れ高が大きく変動して、豊漁と不漁の落差が大きいです。なので、それなりに対応する面があるんですよね。他にも和民グループが動くなど、中国の嫌がらせに対する、支援の動きは広がっています。尖閣衝突で、レアアースの輸出禁止で嫌がらせを受けても屈しなかった日本ですから、こういう動きで乗り切って欲しいですね。日本人が年に1000円ほど、多めに国産の水産品を消費すれば、中国の輸入禁止のダメージは回収できる計算ですから。食べて応援、ということで。22日が楽しみです。

コチラのnoteも参照してください。

■アメリカの助け舟も■

さて、その中国へのホタテ輸出なんですが。中国国内の消費はもちろんですが、いったん中国に輸出されたものを、加工してアメリカに輸出するという、ある種の加工貿易も盛んなようで。中国からアメリカへの輸出額は1億ドルと、かなりの金額です。アメリカ人も、ホタテが好きなのか、あるいはXO醤などの需要が多いのか? 万能調味料ですからねぇ。中国系の移民も老いですし、やはり中華料理は世界中どこに行っても通用しますし。さらに、およそ1627.92億円の内の147億円は、9%ぐらいの金額ですからね。馬鹿にできない大きいです。

【<独自>米、日本産ホタテに中国以外の加工施設仲介】産経新聞

 中国が東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受けて日本産海産物の輸入を全面停止したことを巡り、在日米国大使館が日本の漁業者の独自支援に乗り出したことが分かった。輸出額が多い日本産ホタテの大半が中国で加工処理後に米国へ再輸出されることを踏まえ、米食品医薬品局(FDA)の登録を受けた台湾、タイ、ベトナムの加工施設への輸出を仲介し、ここから米に再輸出するルートを構築する。

 もともと、日本産のホタテは中国の施設で殻むきなどの加工をした後、米に再び輸出されるケースが多かった。米国が昨年1年間で、中国経由で輸入した日本産ホタテは1億ドル(約147億円)超にのぼる。今回、中国の全面禁輸措置に伴ってこのルートが使えなくなり、日本の漁業者の収入減が懸念されていた。

https://www.sankei.com/article/20230915-5H37YXKIXJIPFPLQ26Y7Y3FNZY/

タイやベトナムの業者への輸出ルートを、アメリカが紹介とのこと。これは、絶妙な一手です。国境問題で中国と揉めるベトナムにとっても、新たな儲け話ですし、親日国のタイにとっても、これはウェルカムな案件でしょう。そして中国は、アメリカへの輸出市場を失うと。日本とアメリカ、アメリカとベトナム。両国とも、かつてはアメリカと血みどろの戦いを繰り広げた交戦国ですが。アメリカ南部には、殴り合って親友になれるという文化があると、プロレスラーのディック・マードックさん。薩英戦争もそうでしたが、死力を尽くしたからこそ、認めあえるものがあると。

■消費可能な分量です■

上から目線の、不愉快な言動が多いエマニュエル駐日米大使ですが、福島県相馬市を訪れ「日本産海産物の全面禁輸という中国の行き過ぎた政治決断とは対照的に、米国は日本とともに立ち向かう」と日本を支持する声明も発表しています。これで、日米の連帯が深まれば、ますます対中包囲網が強固になるでしょう。日米強引のクワッドに、ベトナムやフィリピン、台湾などなど、中国の領土的野心に苦しむ国が連帯する。TPPは経済的対中包囲網。多くの親日国や友好国が加わり、チベットや朝鮮半島やベトナムやインドなどと国境紛争や戦争をしてきた国を、封じ込めるのが安倍晋三元総理の構想。

日本の水産物の最大の輸出先である中国が再三「処理水の放出をやめて」と言い続けたのに放出を強硬し、禁輸されたのだから、政権の外交の失敗です。
それで日本の漁業が被る損失は1年で800億円以上です。それが何十年も続きます。あなたが頑張っても食べられる量ではありません。

https://x.com/TomoMachi/status/1694719723093758196?s=20

有名脚本家様のこのツイートにも、コミュニティノート砲が炸裂しています。こちらは、日本が実は水産物輸入大国であり、海外産の水産物を2兆711億円も輸入しており、中国の輸入禁止分は充分に吸収できる、と説明。中国への輸出総額871億円は、香港などの分を含んでいないでしょうから、ほぼ倍の1627.92億円というのは動きませんが。それでも、2兆711億円の前では、確かにそこまでの額ではないですね。もちろん、これまで輸入していた国に、不義理は難しいですが。輸出額さえ800億円とか1400億円単位で上下するのですから、輸入額はもっとでしょう。コミュニティノートが正論。

日本の漁業生産額は1兆3,999億円にもなります(2021年)。
いっぽう中国への輸出額は871億円(2022年)であり、生産額の6%程度です(年度が違うためおおよその目安)。
日本は水産物輸入大国でもあり、その金額は2兆711億円(2022年)にも及びます。
したがって、中国への輸出がストップしたとしても、金額ベースで見れば国内で十分消費できるレベルです。
もちろん中国への主たる輸出品目はホタテとナマコ、カツオ・マグロなどですので、品目によっては販売先の開拓は必要になるでしょう。 水産白書 https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/R4/230602.html

https://x.com/TomoMachi/status/1694719723093758196?s=20

けっきょく、国内で吸収できそうですし、自分も1000円分と言わず、もうちょい多めに消費しますので。こういう支援の動きの先に、デタラメなことを言う左派文化人、非科学的なことを言う左派マスコミと、どんどん追い詰められて、信頼を失い、社会的な影響力を失ってほしいですね。もちろん、転校する人間や、新しい国粋主義的な人間が台頭してくるでしょうけれど。そうなったら、自分は安倍晋三元総理の旧統一教会との関係や、取り巻きの文教族の親学・江戸しぐさ・EM菌のトンデモを何年も前から批判したように。そっちも批判しますけどね。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ


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喜多野土竜
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