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サーモンやエビを丸紅やNTTが出荷

◉ちょっと前の話題でしたが、個人的に興味関心がある内容ですので。丸紅のような大手商社やNTTのような畑違いの会社が、サーモン養殖という一次産業を手掛ける。農林水産業は後継者も不足し、日本の食料自給率は下がる一方なのですが、こういう大手企業が進出することが、あんがい重要なんじゃないかなと思ったりします。

【丸紅など4商社、陸上養殖サーモン大量出荷へ】日経新聞

海ではなく陸地で人工的に魚介類を育てる陸上養殖が日本で大規模な商業化の段階に入る。丸紅が販売するサーモンが10月中にも店頭に並ぶほか、NTTグループは2025年3月にもエビを出荷する。技術力と資金力を持つ大企業による大量生産で、水産のサプライチェーン(供給網)が変わり始めた。

ノルウェーからの輸入量に迫る
9月下旬、富士山の麓にある静岡県小山町の養殖場では出荷を1カ月後に控えた数百匹の魚が遊泳し...

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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC019ZH0R01C24A0000000/

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、サーモン寿司の写真です。


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■農林水産業の未来■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。陸上養殖に関しては、九州電力や放送会社の RKB毎日放送なども、進出していますし。日本という国は、御上が税金を取りやすいサラリーマンと企業を優遇し、同じ大企業であるマスコミのサラリーマン記者が、クロヨンだトーゴーサンピンだと、農林水産業や自営業を攻撃してきたわけで。結果、農家は後継者不足に。農家自体が、自分の代までは頑張っても、子供たちには別の職業についてほしいと、自主廃業していったわけで。

でも、丸紅やNTTや九州電力 などの大手優良企業ならば、喜んで就職したい人間は多いでしょう。今は、利益率の高い陸上養殖の方に偏っていますが。大規模集約農業など、大企業の資本力が、生きてくるでしょうし。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)などでは、農繁期には軍隊の兵士が動員されますが。あれも考えようによっては、かなり有効な手段かも。農繁期に、自衛隊に一定の対価を払って、農業を手伝ってもらう。自衛隊も予算の一助になって、Win-Winの関係に。

■サーモンやエビや■

エビに関しては、コチラの情報が、8月に出ていましたね。元々は関西電力が始めた、エビの養殖事業ですが、NTTの子会社へと売却。個人的には、発電事業を手掛ける電力会社だと、火力発電所などで発生する排熱を養殖に使えたりとか、良い商売だと思うんですけど。でもまぁ、ここら辺は企業の考え方次第なので。大企業の農林水産業関係への進出に関して言えば、国が補助金をつけたり、税制面で優遇してもいいんじゃないか……と思いますけどね。

【関西電力、NTT子会社にエビの養殖事業を売却】日経新聞

関西電力は1日、エビ養殖事業をNTT子会社のNTTグリーン&フード(東京・千代田)に売却したと発表した。関電は発電所の環境浄化で得た細菌の技術をエビの養殖に活用していたが、非中核事業を整理し、原子力発電や再生可能エネルギー事業などに経営資源を振り分ける。売却額は公表していない。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF01APR0R00C24A8000000/

2020年にバナメイエビの陸上養殖プラントなどを運営する海幸ゆきのや合同会社を、静岡県磐田市に設立し、取扱量を年間80トンまで増やしてきたのですが。NTTの子会社へ売却。関西電力は、原子力発電所の再稼働が始まり、そちらの方への集中が必要になったのか。まぁ、本業が大事なのはわかりますが。関西と言っても、大阪屋 京都の大都市のイメージがありますが。ちょっと郊外に行くと、田んぼが広がっていますし。和歌山や奈良などなど、陸上養殖に向いた土地はまだまだありますから、NTTには事業拡大に期待ですね。

■日本農業の可能性■

専門学校生の中国人留学生と話していると、やはり日本に来て、海産物の魚介の豊富さに驚くそうで。中国では 空港を「機場」と書くそうで。日本の汽車は火車ですし、そういう違いかなと思っていたのですが。「中国は大陸国家で港と言われても、イメージできない国民が大半なんですよ」と言われて、納得。江戸時代の飛騨の山奥でも、数日間も歩けば海に出られる島国の日本と違って、四川省とかの人は一生、海を見ずに人生を終わるのが当たり前だったでしょうから。

で、ホタテやアワビなどは中国でも元々、干したものを水で戻して食べますし、アワビとか超高級品。でも、日本だと寿司とかで食べられますからね。で、イクラとか海鮮丼とか、苦手な人は苦手ですが、逆にハマる人はハマるようで。日本の魚介類はそういう意味では、世界に通用するんですよね。これは、果物にしてもそうで。中国人は桃を珍重しますが、日本の桐箱に入った桃を食べたら、仰天したとか。高級果実もまた、日本の農業が生き残る道であり、企業が積極的に進出できる部分ではないでしょうかね。

大学の後輩が、新婚旅行で訪れたドバイの超高級レストランでおすすめされたのが、黒毛和牛だったとか。なんだかんだ言って日本人は、農業を長く続けて行きましたし、農業によって蓄積されたノウハウは膨大ですから。これを武器にしてほしいですね。


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喜多野土竜
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