岸田ショック
◉岸田文雄総理大臣が、来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明されたとのこと。自民党は下野していた時期以外は基本、総理が総裁を兼ねるので、総裁選に出ないというのは自動的に新総裁が出たら退任、ということですから。さっそくののニュースで株価がストンと落ち、〝岸田ショック〟なる言葉も生まれています。
【【詳報】岸田首相会見 自民総裁選に不出馬を表明 首相退任へ】NHKニュース
岸田総理大臣は記者会見で「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」と述べ、来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明しました。
これによって、新総裁が選出されたあと、総理大臣を退任することになります。
※記者会見の詳報とノーカット動画を掲載しています。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■既定路線の禅譲？■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。個人的には、ずっと法務畑であった上川陽子議員を外務大臣に据えた時点で、これは禅譲の布石だな、と。自身も、安倍晋三元総理の元、長く外務大臣を努め、これからの総理大臣は外交と内政を一致させる力が必要と、見切っているわけで。外務大臣がそのまま内閣総理大臣に繰り上がれば、外交上の連続性は保持できますしね。なので、自分は実績的には戦後最高クラスの岸田総理対人は残念だとは思いますが、ショックではないです。
要は、安倍→岸田路線が維持されるなら、むしろスパッと辞めた方が、身の処し方としても、総選挙に向けても、絶妙の一手と言えるでしょう。再評価が高まれば、再登板も有り得ますし。実績を元に、院政を敷くもヨシ。内政でも外交でも、これほどの結果を残した総理大臣は、そうはいない。吉田茂・岸信介・中曽根康弘・安倍晋三の５人に匹敵するとおもいます。ある意味で、安倍晋三総理がやり残したことも、ガンガン処理していきましたから。どっちかと言えば、岸信介と同じ剛腕タイプで、一期で終わった割に成し遂げたことは凄いという、そういうタイプの総理大臣でした。
■次期総裁候補は？■
さて、次期総裁候補ですが。国会議員の推薦人20人を集められれば、立候補が可能です。今のところの候補は、以下の感じですかね。年齢順に挙げておきます。個人的には、マスコミが無理やり人気者に仕立て上げている石破茂氏は論外、愛嬌はあるけれど小泉進次郎氏は悪い冗談です。河野太郎大臣は、個人的に期待していたんですが、思った以上に左重心なのが、見えてきましたし。党内は、麻生派が岸田支持の方向でしたから、普通に旧宏池会系などは上川大臣支持だと思うのですが。あんがい、野田聖子議員も、人気を集めそうな。
・上川陽子外務大臣（71）
・茂木敏充幹事長（68）
・石破茂元幹事長（67）
・高市経済安全保障担当大臣（63）
・野田聖子（63）
・河野太郎デジタル大臣（61）
・小林鷹之（49）
・小泉進次郎（43）
たぶん、今後は高市早苗議員推しの方々が、SNS上では五月蠅いだろうけれど。彼女は、初の黒人ボクシングヘビー級王者ジャック・ジョンソンになるかもしれんタイプです。実力的には、申し分ない実力を発揮した名王者ジョンソン選手ですが、無駄に挑発的な言動で、白人社会のヘイトを買い、もう二度と黒人は挑戦のチャンスをもらえないかもと言われた人物です。その後、ジョー・ルイスが国民的英雄になりましたが。初の女性総理にするのは、ちと不安な部分があります。黒人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンの役割は、実績的にも上川陽子大臣だと思うのです。
■個人的な雑感をば■
たぶん、岸田文雄総理の再評価は、退任後に始まるでしょうし、自分は再評価は確実に高まると思いますよ。菅義偉総理大臣も、退任後に評価が高まりましたが、実績だけ見たら岸田文雄総理のほうが、在任期間が長かった分、やはり量的にも素晴らしいものがあります。𝕏（旧Twitter）の、御本人のポストを、記念の意味でも転載しておきます。清和会系のアホな金権政治を、刺し違えて潰し、自民党のクリーン化に前進して、自身は潔く去る。敵の大将を弾いて自首するヒットマンのごとく、批判を一身に引き付けて引き付けて、見事な去り際。繰り返しますが、自分は早い段階で禅譲を書いていたので、ショックはないです。
次の自民党総裁選に出馬しないことを決断しました。
— 岸田文雄 (@kishida230) August 14, 2024
今回の総裁選では、自民党が変わる姿「新生自民党」を国民の皆さんに示す必要があります。
その際、自民党が変わる最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことです。
そして総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを一兵卒として支えます。
次の自民党総裁選に出馬しないことを決断しました。
今回の総裁選では、自民党が変わる姿「新生自民党」を国民の皆さんに示す必要があります。
その際、自民党が変わる最も分かりやすい最初の一歩は、私が身を引くことです。
そして総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを一兵卒として支えます。
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1000万インプレッションを超えてなお、この高いイイネ率。普通は100万インプレッションを超えたら、1％の維持は難しいく、0.5％ぐらいで御の字。なのに、この数字。新聞・テレビ・ラジオ・雑誌の旧メディアに依存する老人層は、メディアの誘導にまんまと載せられていますが、ツイッター民はちゃんと評価していますね。
媚中とか批判していた連中、訳が判りませんし。増税メガネの誹謗中傷も、バカバカしい限り。この一覧表の、最終盤はかなりのものになるでしょうね。日本のマスコミは、五賢帝の一人を追放しようとしたアホなローマ市民の如き扱いを、構成の史家から受けるでしょう。総理におかれましては、困難な国際情勢の中、お疲れさまでした。
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