見出し画像

2021年第1四半期の米PC市場はChromebookが前年同期比548%の成長

◉アップし忘れていた記事ですが、アメリカでもChromebookが好調のようです。日本でも、一昨年に比較して昨年は出荷台数がほぼ10倍にアップし、今年も好調です。いよいよ、Chromebookの時代がやって来ましたね。

【2021年第1四半期のアメリカPC市場は73%の成長~Chromebookが特に人気】iPhone Mania

2021年第1四半期(1月~3月)のアメリカPC市場は前年同期比で73%増と大きく成長しました。なかでもChromebookが人気で、前年同期比で548%もの成長を遂げています。

前年同期比73%増の成長を見せたアメリカのPC市場
調査会社のCanalysによると、2021年第1四半期におけるアメリカのPC市場は前年同期比73%の成長を見せました。

アメリカでは、そもそもパソコン市場が好調のようです。昨今の職を取り巻く状況の中、リモートワークが増え、必然的に高性能なパソコンへの買い替え需要が起きたのでしょう。日本ではそこらへんが、まだまだですね。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

■今後も成長し続けるChromeOS■

しかし、前年同期比で548%はすごいですね。2倍で100%ですから、6.48倍の伸びですか? 日本よりもひと足早くChromebookが普及しているアメリカで、この伸びはすごいです。自分自身は、長年のMac信者でMacBook ProやMacBook Air、Mac miniを今も現役で使っていますが、Windows機はデル製のデスクトップ機に韓国LG社製のgramシリーズの17インチをデザイン関係の仕事ではメインに使っていますし、Chromebookも3台ほど使ってきました。

その経験から言えば、間違いなくChromebookとChromeboxは、Windows機を抜いてパソコン業界のトップシェアになる可能性を持つ、と思っています。もちろん、Microsoftは企業のサービス部門が強く、おいそれとは抜けないのでしょうけれど。シェアがある割合を超えたら、一気に雪崩を打つでしょうね。過半数を超えたら、一気にWindowsのシェアを奪っていく可能性が代です。Googleもそこを見越して、企業サービスは充実していますし。

■教育市場では既にトップシェア■

Chromebookは値段のやすさが喧伝されますが、やはり起動の速さとセキュアな体制、何よりもシンプルでわかりやすいインターフェイスが良いですね。WindowsOSも昔に比べればずいぶんマシと言うか、かなりインターフェイスはわかりやすくなってるんですが、やはり直感的でない部分が多々あります。その点では、ChromeOSはMacOSさえも部分的に超えたと思います。加えて、Google DriveやGmail、keepなどのGoogleのサービスとの連帯もいいです。そして教育市場では、こんな状況。

【Chromebook、GIGAスクールでシェア43%の衝撃!】pc watach

 国内の教育市場において、GoogleのChrome OSが圧倒的なシェアを獲得していることがわかった。MM総研が、2021年2月18日に発表した「GIGAスクール構想実現に向けたICT 環境整備調査」によると、Google Chrome OSが43.8%と首位になり、2位のiPadOSの28.2%、Microsoft Windowsの28.1%を大きく上回った。
 教育分野に限定した調査結果とはいえ、これまでの国内PC市場では例がない市場構成比となった。だが、これを限定市場での出来事であるとか、瞬間風速の事象として見過ごすのは誤りだ。

iPhoneで直感的な操作の便利さを知った世代には、Apple製品のわかりやすさは、群を抜いているでしょう。誤解している人もいますが、Apple製品は高級イメージがありますが、原点はあくまでも〝The computer for the rest of us.〟ですから。文系のアホが使っても大丈夫なコンピュータ。それは、Android系のスマートフォンで操作性の良し悪しを解った若者世代も同じ。WindowsOSには、多数派であると以外のメリットが、少なくなっています。

■Microsoft社の動きは吉兆か凶兆か?■

こちらもしつこくリンクしておきますが、法人向けでは既に、GoogleとParallels社が協力し、Chromebook上でもWindows10が動く、『Parallels Desktop for Chromebook Enterprise』が存在しています。つまり、どうしても必要なWindowsアプリケーションは、Chromebook上でも動かせるので、ますますWindows機である必要性は減っているんですよね。もちろん、Core i5からi9レベルの、それなりに高性能なChromebookを購入する必要はありますが。

【ChromebookでWindows 10が動く「Parallels Desktop for Chromebook Enterprise」レビュー】TechCrunch

Chromebook(クロームブック)上でWindowsを利用可能にする「Parallels Desktop for Chromebook Enterprise」を最新のChromebook上で実際に試用できたので、使い勝手を中心にレビューしよう。Chromebook版Parallelsの概要、登場した背景などについては、「Chromebook上でWindowsが動くParallels Desktop for Chromebook Enterpriseが登場」を参照して欲しい。

自分自身はMacBook Air11インチ上でParallelsを使用していますが、さすがにCore i7搭載機なのでWindows10もサクサク動きます。それはもう、ビックリするぐらい。AppleがBoot Campを発表し、MacでもWindowsOSが動くよと発表してから、公称5%・体感3%・実際は2%を切ってると言われたMacのシェアが、ずいぶん高まりましたが。この法人向けサービスがある程度成功したら、一般ユーザーにもParallels Desktop for Chromebook Enterpriseが解禁される可能性が高いです。

こういう状況は、Microsoftとしては苦々しいでしょう。Windows10の後継OSを発表するなど、対抗するような動きを見せていますが。しかし、高級機種を買わせようとしてハードウェアのハードルを上げてしまったWindows Vistaの愚を、また繰り返してかえって、シェアを失うことになる気がします。2025年と噂されるWindows10サポート終了が、Microsoft帝国の終焉にならなければよいのですが……。今後の動向に注目したいです。

関連リンクも、興味が湧いたらどうぞm(_ _)m

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ