EUが日本酒禁輸?
◉EUで、瓶や缶の再利用や再資源化を義務づける規制案で、間接的に日本酒の締め出しに 動いたようで。また欧米のルール変更を使った、嫌がらせですかね。ヨーロッパでは他国から輸入される安いワインが、地元の酒造メーカーやブドウ農家の憎悪の対象になり、よくトラックなどが襲撃されて、破壊されることがあるのですが。EUの建前としては、域内の流通自由化はで否定きないので、スケープゴートにされましたかね?
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、
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指桑罵槐、という兵法があります。桑の木を指差して槐の木を罵るという意味。本音を表面上は隠して行動することによって、相手にコチラの本音を忖度させて、自主的に行動させるという手法です。なぜそんな回りくどいことをするかといえば、命令して強制的にやらせると反発が起きることも、自発的にやらせることで 奴隷根性を植え付けることができるからです。これがもっと進むと、撫順戦犯管理所のような、拷問を使わず洗脳するテクニックになるのですが。
とはいえ現代では指桑罵槐は、「強制させたわけではない」という言い訳のために、もっぱら使用されている面がありますが。「これからはEV車だ!」がTOYOTAなどのガソリン車やハイブリッド車の締め出しに繋がったりするのと同じで。表の意図と裏の意図を見抜くのが大事。ノルディックスキーでのルール変更など、欧米社会のこういう小狡さは、色んな場面で見るのですが。でも、そこを〝道徳的に〟批判しても、ただの愚痴ですからね。上に政策あれば下に対策あり、対策を考えればいいですし。
日本の紙パック技術は、中をコーティングして髪の匂いがつかないようにするとか、割と高度ですし。でも、リサイクルが~と言い募るならそれこそ原液で輸出して、現地で統一規格の瓶調達&瓶詰め&レベル貼り&箱詰めで、現地の雇用を促せば、逆に現地の人間が何かあったら反対に動くでしょうし。自動車も、日米貿易摩擦で槍玉に上がりましたが、今はアメリカの現地工場が、雇用を生み出したらパタッと言われなくなったわけで。
清水義範先生の小説でもネタにされた、北畠親房の『神皇正統記』じゃないんですから。自分の正義を押し付けてもしょうがないんです。向こうだって、生活がかかっているんですから。ちゃんと大義名分の裏に、利益をつけて誘導しなくては、理路だけで人間は動きません。日本だって、洋酒の輸入自由化では、かなり抵抗しましたが。もっとも、洋酒が安くなったら売上がドンと増えたかといえば、贈答品としての価値が減じて、期待したほどではなかったという現実もありますが。
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