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放射線を出さない核融合反応に成功

◉核融合科学研究所は、岐阜県土岐市にある、文部省所管の研究所のひとつで、220人の研究員が働いてるそうなんだそうですが。軽水素とホウ素11の核融合反応を世界で初めて実証したと発表しました。核融合反応というと、重水素と三重水素というのが一般的なんですが、軽水素とホウ酸を利用した核融合の研究が、進んでいたんですねぇ。ホウ酸というと小学校の頃の理科の実験や、実生活ではゴキブリ用のホウ酸団子とか、シロアリの駆除剤というイメージぐらいしかないのですが。こんな研究が進んでいたんですね。

【核融合研、放射線出さない核融合反応に世界初成功】PC Watch

 核融合科学研究所の小川国大准教授、大舘暁教授らおよび米TAE TechnologiesのR. M. マギー博士、田島俊樹博士らの研究グループは9日、磁場で閉じ込めたプラズマ中で軽水素とホウ素11の核融合反応を世界で初めて実証したと発表した。この核融合反応では放射線である中性子が生成されておらず、クリーンな核融合炉に向けた前進となる。
 核融合炉は、磁場で高温のプラズマを閉じ込め、その中で核融合反応を起こしてエネルギーを発生させている。温室効果ガスを発生しない有望なエネルギー源として期待されており、その中でも放射線である中性子が発生しない「先進的核融合燃料」を用いた核融合に関する研究が進められている。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1484911.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

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昨年12月に、米カリフォルニア州のローレンス・リバモア国立研究所が、投入したエネルギーよりも多くの量のエネルギーの生成に成功したと発表し、核融合は新たなステージに入ったのですが。やはり、大きな壁を越えたせいか、核融合関係の情報も、だいぶ増えた印象です。やはり、ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻によって、世界的なエネルギー問題が顕在化しましたし。脱炭素だ脱原発だと行っていたドイツや、環境活動家の偽善がバレてしまいましたし。夢のエネルギーとしての核融合への関心も、一気に上がったのでしょう。

 今回研究グループは、高温プラズマを制御するために、プラズマにホウ素の粉末を振りかける装置を設置。また、プラズマを加熱するために時速1,500万km超の速度で軽水素をプラズマに入射する装置を独自開発した。さらに、信頼性が確認されている数値シミュレーションで発生するヘリウムの数と磁場の影響によって複雑な動きをするヘリウムの動きを予測し、ヘリウムが飛来する予定のプラズマの表面近くに検出器を設置した。

ううむ、サッパリわかりません。でも、放射線を出さない核融合ってのは、反原発派をこじらせて各アレルギーに陥っている人たちには、不都合な研究の進捗ですね。「核廃棄物の最終処理が~」とか空念仏を唱えているわけですが、我が国も意外と古くて硬い岩盤が各地にありますから、ガラス固化して地下に埋蔵処分なんですが。それよりも更に安全な核融合の方法が、実現に向けて前進となると、ますます都合が悪いでしょうね。もちろん、実現はもっとs会でしょうけれども。自分が生きてるうちに、実用化してほしいですけどね。

現状では、安全性が高い設計の第四世代の核分裂原子炉による、第3世代櫓の置き換えが現実的な方法論に。特に、高温ガス炉は中国が一昨年、商用実証炉が臨界に達し、アメリカとイギリスが2029年の商用炉稼働を目標におくなど、かなり現実的な選択肢ですから。出力は第三世代炉の30%ほどですが、岩盤や冷却水が不要で、反原発派の悲願「東京に原発を!」が実現しますから。核分裂発電と核融合発電は、今後も相補的に研究開発されるでしょうから。期待しつつ、見守りましょう。

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